2013年7月12日金曜日

山の報告です その四十二



 北アルプスの主稜線は歩いた。剣・立山から三俣蓮華、朝日・白馬から三俣蓮華。其処から穂高だ。
 でも支稜線が結構残って居る。蝶から常念もそうだ。蝶の稜線には登って、雪上訓練をした。常念も、小屋が有る乗越迄は行った。春の新雪の為、最後は腰上のラッセルを強いられて、やっと這い登った。此れは前述。
 梅雨もあけた八日、北アルプス入門編の蝶から常念に行って来たのです。今更で何ですが、機会が無かったもんで。
 梓3号に乗る為八王子へ向かったが、通勤通学でラッシュ時、でかいザックを持ち込んで顰蹙もの、小さくなってました。
 松本の乗り換えは忙しい。駅蕎麦を食べ、ホームの外れで一服、飛んで帰って電車に乗り込む。無駄が無くて宜しい。
 新島々では、ほぼノータイムでバスが出発、これまた無駄が無くて宜しい。梓1号だと、此処で三十分以上の待ちが有るのだ。其れは其れで良いものなんだけどね。
 初日は徳沢で幕営なので、上高地をのんびりと抜けて行く。登山者より圧倒的に観光客が多い。時代です。穂高は頭を雲に突っ込んで居たのが、残念。
 あの広い徳沢の幕場に、僅か八張り、ポツンポツンで有る。人声も無い有様。
 二日目、長塀尾根を黙々と登る。天気は上々な樹林帯、元気な虫達が纏わり付いて、休憩中も手足を叩いて追い払うのが忙しいのだ。其れでも、三十ヶ所以上も喰われて、血迄流れ居るのはご愛嬌だ。短パン半袖だったので、奴らも襲い易かったのだろう。
 下って来た若者が言う。
若者「槍が綺麗に見えますわ」
 昨日も一昨日も、山は雨だったそうだ。虫には喰われるが、良い日に登って居る訳だ。明るくなったら森林限界を越え、稜線直下で有った。穂高が眼前、右に槍、左に遠く乗鞍と御嶽、おー、登って来て良かった!! 写真は、右が乗鞍、左の薄いのが御嶽。詰まらない写真ですなあ。


 十二時前にはチェックイン、とっととテントを張る。アルミペグは二本しか無い。春装備を更新して無いので、プラペグばかりだ。で、好い加減が売り(誰も買わないよ!)のあたしは、プラペグを通し、上に石を置いて出来上がり。簡単で良いや。
 其れがどんな結果になるやも知れず、山を肴に酒を飲む、アホなあたしなのだ。続きます。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

おおおー!!!早々に北に行かれたのですね!!!穂高連邦に居抱かれて徳沢でテントって、すごくうらやましいです。最高ですね!でも午後になると、ショートパンツと半袖では、寒かったでしょう。藪で、やぶ蚊に襲われて、そんなに沢山献血してしまったのですか。
写真、きれいですね。御嶽山がすごく大きく見えます! 観光客が来ているって、、、徳澤まで 普通の格好をした観光客がやってくる時代になったのですか?

kenzaburou さんのコメント...

流石に観光客は明神迄でした。徳沢へは殆どが登山者です。