2013年7月22日月曜日

蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その一




 何度か書いて居るが、本文は殆んど平成十八年に書き上げて有る。でも、此の章は違うので、割と最近書いたのです。
 閑話や山の報告に良く出て来る、中高年パーティと山女(やまじょ、或いは山ガール)を取り上げて見よう。現代の社会現象と言っても良い按配なのだから。
 遭難の記事を見ると、遭難者は五十代なら若い方で、大方は六十代、場合に依っては七十代なのは、皆さんご承知の通り。
 去年の夏には、大キレットで六十八歳の女性が滑落死した。大キレットで滑落すれば、亡くなった方はお気の毒だけど、どう見ても助からない。でも、六十八歳で大キレットに行ったのだから凄い。私なら、絶対尻込みする。今では行きっこ無い。
 然様に、中高年の登山者は元気なのだ。そして、南北中央アルプス、八ヶ岳、上越、丹沢、何処にでも登って居る。うようよと登って居る感すら有る(失礼!)。
 例に依って山勘統計で言うと、70%強が中高年で30%近くが若者だ。尤も場所に依ってバラつきが有るのは言う迄も無い。南ア南部ともなると、学生パーティが増える。小屋の条件が滅茶苦茶良い北アとなると、中高年が増える。
 何せ北アの小屋は綺麗だ。目地板の隙間から表が見える、なんて事は無い。従って雨も吹き込まない。当然トイレも綺麗だ!
 食事も、里の旅館と遜色が無い。だから、覗いても詰まらないと前章にも書いた。だって、粗末な食事を前にしょぼくれて居る諸君を見るのが、楽しみだったのだから。え、悪趣味だって?充分自覚してますよ!
 朝飯も、今や小屋で取るのが当たり前なのだ。昼飯は、殆んどの人が小屋の弁当を持って出掛ける。当然小ぶりの軽いリュックで、何日も山旅を続けられる。持ち物は、雨具、セーター、予備の衣類及び靴下、行動用の水、行動食、其の他で良い。此れは楽だ!
 ( 蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その二へ続く)

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

私共、ベビーブーマーは自分たちが年寄だとは、まったく思ってもみない世代なので、自覚もないから何でも怖いものなしでできるのではないでしょうか。年よりが山に行くって、すごく素敵です!大キレットで、滑走の68歳って、素敵すぎます!!!

kenzaburou さんのコメント...

そうなんですよねえ。
事故さえ無ければ、最高なんですが。