2013年6月2日日曜日

登山者満載 その五






 其れに、昨今流行りの登山ツアー。たまに事故を起こすので、賛否両論で有る。個人ではとても行けない山にも行けると、Kが力説して居たが、私も尤もだと思う。
 Kは、東北や新潟の凄く不便な山にも、ツアーに参加して行って来たのだ。
K「あれは良いぞ。何てったって、麓迄連れて行ってくれるんだよ」
 そうでしょうとも。但し、事故を防ぐ為には、参加者は予備日を取って置く方が良い。そして、参加者は一筆入れて、ガイドの指示に従わなければならない、とする。
 でも、此の間の万里の長城の事故の様に、ガイドも初めてだったりすると、其れも意味無いか。では、経験の有る、ちゃんとしたガイドの用意を、主催者側の義務としよう。
 以上の条件に於いて、登山ツアーを支持します。え、私の支持なんか誰もいらないって?まあね。
 夜行列車の話が、随分飛んだもんだ。遥か昔は当たり前の、夜行列車での山行。今は其の夜行列車すら、碌に無い時代なのだ。山に行くには車かバス。或いは新幹線と在来線の乗り継ぎ。或いは飛行機とレンタカー。あ、此れは北海道の定番の様だ。
 お蔭で路線バスが、どんどん減便や廃止に追い込まれて居て、増々車やバス(ツアーですよ)に頼らざるを得なくなり、為にバス路線は消えて行く。前述でした。
 此の循環は引き返し不能だろう。ガソリン代が三倍以上に跳ね上がれば別だけど、そうなったら、山どころでは無い事になって居る訳だ。
 尤も、戦時中ですら山好きは山へ行って居たのだから、好き者は何とかして出掛けて行くのだろう。そして多分、其れは若者だろう。世の中がどうなろうと、自分のバネは失わないのが、若者ってもんだ。
 私も若者に戻って、新宿駅や上野駅で夜行列車を待って見たいものです。

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