2013年6月20日木曜日

休題 その百十四




 ライスに醤の唐辛子漬けをかける話。ライスを食べると、ヒーと言う程辛いのだ。其れは、常軌を逸してあたしが醤を掛け狂うからだ。ライス全体が茶色くなるんだから。
 其れは良い。味が付いて結構な事だ(辛いけど)。問題なのは、カレーも異様に辛い事なのだ。勿論、Mの好みでは無く、あたしの注文だ。「力一杯辛くお願いします」此れを繰り返して居るうちに、主人もあたしの辛さ強さを納得した訳だ。
 其の頃(六年程前)、一番辛いものはハバネロと言われて居た。南米原産で、普通の唐辛子の三十倍の辛さだった。Mは其れを使って居たのだ、あー恐ろしい。
 因みに、現在一番辛いのは印度原産のブート・ジョロキアと認められて居る。此れはハバネロの倍の辛さだ。凄いですなあ、辛みでさえ数値化出来るんだから。
主人「此れは、私は絶対に食べられません」
 と超激辛カレーを出してくれる。そりゃあ辛い、なんてもんじゃ無い!あんなのチェーン店で出したら、訴訟を起こされる。口から火を吹く感じだ。おらあドラゴンか?
 妻にスプーンの先に着けて舐めさせる。
妻「わ、何此れ!! ゲホッ、ゲホッ」
 一寸と舐めても其れだ。まともに食べてる(飲んでる?)こっちは見る見る汗が滴り落ちる。其れでライスに逃げるのだが、そう言う訳でライスが辛い。多分、通常人には耐え難い辛さに、ライスでさえ達して居ただろう。
 で、逃げた先のライスが辛い。逃げた事にならないので、ヒーっと苦しむ。詰まり、余りの辛さに水を飲んだら、其の水が滅茶苦茶辛かった、と言う状況で有る。
 馬鹿です。何が悲しくてそんなに辛い思いをするんだろう?折角の美味しいカレーが、辛いだけになっちゃうじゃんかさあ。
 意地っ張りって事でしょう。おらあ辛くたって平気だい、えっへん! ……我乍ら増々馬鹿で呆れる。
 てな訳で、COCO一番が辛いなんて、へん、大したこたあ無かろう、と思う次第です。だったら試して見ろって?はい、其のうちに。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

KENZABUROUさんって、粋な江戸っ子なんですねー!!!(ただただ感服!)

kenzaburou さんのコメント...

唯の意地っ張りなんで、粋って程ではないんで、冷や汗です。