2012年5月22日火曜日

閑話 その八十二



 イラストも背負子についても、閑話九で書いたのだが、歳取ってボケかけて居るので(実は惚けてる!)、同じ事の繰り返し、ご容赦!
 ご覧の通りの背負子で有る。しかもごっついアルミ製で、其れだけで結構重い。でも、此のタイプ以前は木製だったのだから、画期的なニュータイプと言えるだろう。
 アルミのフレームに縄を巻きつけて、背負子を構成して居るのが凄ざまじい。今なら、悪くても丈夫な布で有ろう。
 背負子の長所は、不定形の物を括り付けて背負える事だ。鍋割山から下って居る時、荷揚げと擦違った、彼は背負子にPCを括って居た、成る程、どうしてもPCはザックには収まらない。
 勿論、其の時の背負子は、今風の合理的な物で有る。如何にも丈夫で軽そうだ。イラストの様な40年近く前の物とは、全く違う。
 で、話は其の40年近く前の物の事。よく使った。当時あたしは、キスリング(超特大)と、小さいリュックしか持って居なかった。小屋泊りの一泊ではキスリングは大き過ぎる。小さなリュックでは足りない。そこで背負子の出番となる。
 八百屋で貰ったミカンのダンボールを括って、何でも放り込む。パッキンの苦労も無い。何でもOKだが、泣き所はダンボールが雨に弱い事。其れでも、一泊位なら何とかもった。
 一本立てよう、と大昔は言った。休憩しようと言う意味。杖を背負子に宛がって立った侭休むのだ。背負子を一々降ろしたり、背負ったりするのは、不安定なだけに大変なのだ。
 まあ、背負子でなければならない局面も有ったが、今思うとザックでも良い事も多かった。大鍋を括った時は、確かに役立った。
 外は、背負子の出番でも無かったかも知れない。詰まり、あたしが好きで背負子を背負って居たのだ。格好良いと思って居たのだ(汗)。でも、今でも其の気持ちは分かる。試しに背負子を背負って御覧なさい(え、嫌?)、貴方も直ぐに分かりますよ!

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

背負子 かっこいいですよ! もちろん今でも全然素敵ですよ。
わたしは地上で 軽いアルミでできた背負子式おんぶで、マゴを担いでいます。

kenzaburou さんのコメント...

ああ、あれですね。日本では山でたまに赤ちゃんを担いている人に出会います。

Doglover さんは町で背負っておいでなのですね?
日本ではおんぶになるので、背負子は無いのでしょう。