2012年5月19日土曜日

ハイクへのお誘い その十




 写真は、稜線から見た丹沢湖のダムで有る。こんな詰まらない物を載せるなって?失礼しました!
 此の丹沢湖からのコースは、四月二日に歩いて下調べをしたのだ。そう、権現山と同じ日だ。権現山から下って、「ビール!」と喉迄出掛かって居るのを、拳を握り締めて堪えて蕎麦だけ頼み、つつーっとかっこんで飛び出して、又山に取り付いたの(涙)。従って、「大野山へ6.6kmと有って、一寸とがっくりする」、と書いた訳だ。写真の景色が不鮮明なのは午後だった所為で、ご容赦下さい。膝を痛めての初めてのロングコース(?)だったので一寸と心配だったが、ちゃんと下りで膝が痛んだので、未だ立派に故障中と言う事なのが分かって、良かった、とても良かった……。
 さて、分岐点から右へは軽いアップダウンを繰り返して行く。特に迷う所も危険な所も無い。左右の景色を楽しみ乍ら歩ける稜線で有る。やがて左に林道が現れ、暫く平行して歩いて、林道に合流する。
 其れからは林道歩きで有る。丹沢湖から登っても、林道歩きは付いて来る。此れは大野山が牧場になって居る為、頂上迄車道を通して有るからで、致し方ない処なのだ。
 其れでも此のコースの方が、ザレっぽかったり藪っぽかったり細かいアップダウンが煩(うるさ)かったり、大野山入り口からより、遥かに丹沢らしさが有る。
 ん、そう書くと、丹沢らしいとは、マイナスイメージのみになる。言い換えよう。丹沢らしさの一部が有る。此れで良いかな?一寸と苦しい感じだが、まあ良いとしましょう。(え、駄目?此の位大目に見るの!)
 十五分程で右へ湯元平への路を分ける。昔々、地図に記載も無い頃湯元平からイヌクビリをピストンした事が有った。分岐から先の稜線は歩いて有ったので、地図上の空白を埋めたのだ。我乍らご苦労なこった。二日に歩くと予知出来ればやらなかったが、あたしゃあエスパーでは無いので、一杯無駄な汗をかいたのだ。ん、思えば其れはとても良い汗で有る。「無駄な」、は取り消すべきで有ろう。はい、取り消しです!!
 地図でお分かりの通り、其のイヌクビリには十五分で着くが、林道が集まって来て居る。右の登りの林道を行くのだ。すると程無く723.1mの頂上だ。公園の様な風情で、周りは牧場で有る。




 勿論景観は素晴らしいのだ。不老山から三国山方面、丹沢湖の向こうには相甲国境稜線、そして檜洞丸と蛭ヶ岳。唯一雨山方面の視界が遮られて居るのが残念で有る。(続)

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