2012年1月21日土曜日

閑話 その七十七


 此の間(11日)、馬鹿尾根で堀山ピストンをして来たが、膝の故障以来四度目の堀山で有る。こうなりゃあ殆ど病気に近いが、未だ心配で塔迄足を伸ばす自信が無い。当日は良いが、翌日どうなるか、と不安なのだ。
 で、其の堀山で撮った面白くも無い写真を
晒したのだが、説明したい。
 広葉樹林帯では、秋から冬は足が埋まる程
の落ち葉で路さえ不明になる有様だ。処が秋を迎える頃にゃあ、古い枯葉なんざ消え失せて居る。それは、茸や諸々の菌が枯葉や枝や木を分解して土を造って居るのだ。其れも、極めて上質の土だ。
 何度も同じ事を書いて、御免なさい。併し、
大事な事は繰り返さないと分かって貰えないのだ。嘘を本気で繰り返されたら、そっちに負けちまうのが、世の中だ。
 で、一月の平日のやや遅めの大倉行きのバ
スに乗り込む登山者なんざ、あたしの外には1、2パーティで有る。其の代り、地元の人が結構乗り降りして、休日の登山バスとは全ったく異なる顔を見せるのが面白い。
 山道も閑散として居る。何たって堀山だか
ら直ぐ着くし、直ぐ下りれる。
 えーと、何の話だったっけ?あ、枯葉だ。

 広葉樹林は山の土を再生し、確り水を確保
し、根張りが強力なので山の地盤も支える。共生する茸を始めとする植物、動物、豊かな大自然を造り出す。そして其の恩恵は海に迄およぶ。
 前述失礼。山が死ぬと海も死ぬ。山が植林
の杉、檜で覆われると、湾内から魚影が消える。従って漁師達が資金を出し合って、植林を買い取り、楢やクヌギを植えて居る。
 あらあ、休題の内容になっちまった。まあ
良いさ、山関係なんだから。
 下山したのは12時過ぎ。無人販売所の大
根が50円、ホーレン草が100円。感動ものでした。勿論O屋で一杯です。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

素敵な休暇の過ごし方ですねー。
やっぱり、広葉樹の山々が日本の山の美しさの源なんですね。山は、自然のお母さん。命の元ですね。

kenzaburou さんのコメント...

>山は、自然のお母さん。命の元ですね。

全くその通りです。広葉樹なくして日本列島は存在し得ません(一寸とオーバーですか?)。