(写真は前出失礼。正月の北岳です)。
ところが、尊仏山荘では異議を唱えた。曰く、冬には凍って壊れるので、計画見直しの要有り。専門家の意見と言うべきだろう。
塔ノ嶽と北岳の違いで有る。北岳に冬登って来る者は極僅か(比夏季)なので、冬は小屋は閉めて有り、トイレの水も抜いて有る。塔ノ嶽は冬でも登山者が多く、小屋も当然営業しているのだ。従って公衆トイレも営業中なので、凍る、割れる、パーになる。
お役人に幾ら説明しても、造るの一点張りで、造るのは県なんだから、仕方無かろうと見ていたら、案の定パーになった、と言うお粗末な話。
私は神奈川県に税金を払って無いから良いが、払ってる人が知ったら、きっと腹が立つ事だろう。
説明は以上。蛭に戻ろう。
結局神奈川県が乗り出して、新しい小屋を建て、運営する事に決まった(らしい)。何たって前の小屋は並外れてボロかった。嵐が来れば屋根が飛ぶ。それなりの良さは勿論有りました。それは泊まり勝手が偉く良かったからなんです。それと、あの強力なマキストーブ。
或る日、神ノ川ヒュッテに車を置き、広河原へ向かおうとすると、広場に作業員が十人程立っている。お、何だ?Yと一緒だった。するとバタバタと爆音、ヘリが降りて来て半分程乗せて飛び去る。新しい蛭の小屋を建てる作業員の空輸だったのだ。
聞くと、登りはヘリで下りは自力との事。Yは乗せて欲しいと、顔中で表している。羨まし気に見る口からは、涎が垂れそうな按配で、流石に気の毒にはなる。
私「一万円なら乗るかい?」
Y「勿論!」
私「馬鹿は休み休み言おうね、さ、檜洞へ登ろう」
Yよ、大体行き先からして違うのだ。
(最高峰に乾杯! その三へ続く)
2012年1月18日水曜日
最高峰に乾杯! その二
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4 件のコメント:
正月の北岳
寒そう
行きませんので
悪戯っ子
文字の確認が、FUTENだって???
正月の北岳はあたしも行き(け)ません。
入山の為の、1日掛かりの林道歩きですら真っ平御免です。
正月の北岳山頂で初日の出、、は わたしの夢の夢です。風ピューピューの中をピッケルで頂上に置いて、一番高いところから、白い山々を見下して、輝くお日様が出てくるところを迎えるなんて、なんて素敵でしょう!夢です!!!
冬山だったら入山して、ふもとまでのアプローチでさえ1日では無理ですね。夢です、、、。クショー!
DOGLOVER AKIKO さん
それは素晴らしい夢の夢です!!
ただ、仰る通り現実は厳しく、あたしも夢と諦めて居ます。
クソ(失礼)、若い頃にやっとけば良かった……。
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