男体山を登るのは、景色的には余り楽しく無い。ジグザグに登るので、景色が変わらないの。段々高くなって行くだけで、未だ登るのかよー、と文句の一つも出て仕舞うのだ。私だけ?そうかなあ……。
頂上に立てば文句は消える。我乍ら現金なものだ。ぐるりの大展望だ。足元は勿論大きな中禅寺湖。一番奥には、関東以北の最高峰白根山がどっしりと構えて居る。其の右手前が、前章で長男が泣き叫んだ太郎山。裏には女峰の連峰だ。
中禅寺湖を貸しボートで往復した事が有る。三昔以上前。菖蒲ヶ浜から対岸を目指したのだが、あの大きさの湖だと、小さいけど波が有り、舳先が宙に浮く。バッシャンバッシャンと進むのが面白いが、スピードは出ない。
料金をケチって一時間以内で戻ろうとして、全力で漕いだ。必死に漕ぎまくって、一時間で戻れたのは目出度い。でも、お尻の皮が擦り剥けました。
澄み切った冷たい水を湛えた湖を、唯々慌てて漕ぐばかりとは、例に依って立派な阿保です。勿体無いとの見本でした。
湯元の先に行くと、切込湖、刈込湖と言う変わった名前の湖、と言うより池が有る。歩いてしか行けないので全くの自然、神秘的ですら有る。光りコケが鈍く光って居るのも見つけられるのだ。
丹沢がどっかに行って仕舞った。
元々湖の無い山なのだから、人造湖で我慢しよう。従って、湖に深山の趣が無いのは、致し方無い事で有る。
その代り丹沢には、立派な山と藪、綺麗な渓谷とガレが、数え切れない程有るのだから、文句無く上等だ。小粒でも、強い個性の持ち主なのだ。
ん、ペヘレイも居る。当然外でも放流してるだろうけど、寡聞にして知らない。若しペヘレイの文字を見かけたら、躊躇う事無く注文して下さい。美味しいのです!(くどい?)
2012年1月6日金曜日
ベヘレイは美味しいですよ! その六
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4 件のコメント:
切込湖、刈込湖と言う変わった名前の湖は溜池? かも知れませんね。詰まらない話ですが15m以上が国交省管轄でダムと呼ばれます。未満は農水省です。腹が立つのは農水省の池では発電ができない仕組。国交省は勿論、農水省が嫌い・・・
役人にも選ぶ権利があるようですね。ダムはどんどん作らないと埋まっていきますから困るのですが溜池は天然自然で回復しやすいという論理もあるとか・・・
学者の言うことは当てにはなりませんが。
立派な山は良いけど、立派な藪やガレには遭遇したくありませんが、小粒でも美味しいらしいペヘレイは一度食してみたいです。
昔、悪タレとつるんで三角網で秋の山女を総取。シシャモ状態でした。旨いうまいと食べながら、こんなに食べればいなくなる・・・
そう、岩魚は残っても山女がいなくなるのです。ペヘレイに会いた悪戯っ子です。
べへレイというのは、そんなに美味しいのですね。でも何度読んでも、名前が憶えられません。一度食べたら、きっと憶えられるのでしょうね!(わたしの脳は直接 胃袋につながっているので、、。)
悪戯っ子さん
切込刈込は天然湖(池?)です。
ベヘレイは丹沢湖周辺の料理屋なら扱って居ます。是非一度お試し下さい。
DOGLOVER AKIKO さん
何と優秀な脳なんでしょう。
昔、単語を覚えるとそのページを食べてしまうと言う男が居ましたが、同じ造りの脳だった訳ですね。
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