林道と言えば、今では地図から消えた林道を下った事が有った。三十年前、当時でも最早廃道で、黒の点線だった。
何処だったかなあ。二ノ塔の中腹だったかなあ。すっかり忘れてしもうた。
あたしは蜘蛛が苦手だが、山にはまず居ないのが救いなのだが、其の廃道に、悪夢の様に蜘蛛の巣が折り重なって道を塞ぎ、びっしりと女郎蜘蛛が取り付いて居る。其れも皆大きいのだ。
怯えて見詰めて居ても日が暮れるだけだ。意を決して枝を拾い、幾つも投げつけた。女郎蜘蛛は右往左往する。其れを観てあたしゃあぞっとする。臆病です。
で、蜘蛛を左に寄せて、右側を駆け抜けたけど、怖かった。情無かった。
あの林道はどうなって居るのだろう。朽ち果てて、雑草に覆われて居る事だろう。
2011年7月26日火曜日
閑話番外 その五十二
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4 件のコメント:
こ こ こわいお話ですね。
ぞっとします。こわいですね。こわいですね。わたしなんか、そのこわいこわい蜘蛛をどけようとして、棒でつつくつもりで、腹を刺してしまったらしく、母親蜘蛛の腹から何百 何千の子蜘蛛がぞろぞろ出てきたんですよー。もう悪夢でした。思い出すだけで 涼しくなれます。
ひえー、怖いよー!
あたしは蜘蛛だけは無条件降伏なんで、そんな局面は悪夢の一言です。
うん。こっちは暑い盛りだから、想像するのも悪く無いですなあ。
クモは害さないからダァイ好きな悪戯っ子は
あしなが蜘蛛の造形や蛾の美しい色に惚れ惚れです〜
雲も飽きずに見ていたいので一句
蜘蛛の巣に抜けて見ゆるや入道蜘蛛
字余り へぇーんだ
ところで成城の森先生や息子さんのタクちゃんやリセ成城を作った先生はご存知ですか?
悪戯っ子さん
恐ろしい趣味ですねえ!
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