2011年7月17日日曜日

林道歩きは嫌だけど その四

 処が、カットしようにも車両通禁止の道が偉く多い。環境上はとても良い事で大賛成(不便だけど)なんだけど、車両通行禁止の動機が悪い。
 最初に謝っておきます。以下の二例は聞い
た事で、調べた訳ではありません。不精な私なので、さも有りなんと思った事を覚えていたで、事実かどうかは保証しかねます。どなたかが調べて、私の間違いを指摘されれば、素直に認めます。
 さて、昔々の事、水ノ木の林だった思う
が、バイクの青年が事故って亡くなった。遺族の方が、不備な道を走らせたといって訴訟を起こした。
 確かに不備な道だ、林道だからね。でも本
人は承知で入ったのじゃないのかな。もし知らずに入ったなら、ヤバイ道だ、舗装も無いし、と思うでしょう、普通。普通でなきゃあ話は終わり。猫を電子レンジで乾かして死なせた奴がアメリカで勝訴したが、生き物を入れてはいけないという一文がなかった為で、石を沢山呑んだら死にます、そんな事は知っておくべきだ。では何か、万が一説明書に書いてなければ、包丁で指を切っても訴訟を起こすのだろうか。
 流石に飛び過ぎた。私は時々極端に走る性
癖があるので、自重はしてる積もりなんだが、ここぞってえ時に出てしまうのは、誤魔化し切れないのだ。情け無くは思うけれど、本当の自分なんだから、仕方無いのです。
 バイクの青年に話を戻す。

 で、そんな状況では極度に注意するか、或
いは引き返すかだ。その見極めもつかなけりゃ、バイクの免許を与えた陸運局が悪いのだ。(私の本心ではない。陸運局ではなく本人が悪い。其処まではっきり言うべきではなかったって?……確かにそうです)
 その青年は運が悪かったか、腕が悪かった
かのどちらかだったのだろう。整備が万全の国道でも、事故は無くならないのだ。ご遺族の残念な気持ちは分かるけど、誰かのせいでは決っして無いのだ……。はっきり言えば、本人のせいだ(心遣いが足らぬ文章なれど、第三者の私としては、他に言い様が無い)。
 お陰で通行禁止だらけになって、木々は喜
んでいる事だろう。実は私も、不自由だと言いながらも、良い事だとは思う様にして居る。
 これも昔々、奥多摩(だったと思う)で、
桟道で怪我した人が、近くの山小屋を訴えたとか聞いた事がある。山小屋が山道に責任を持つの?ディズニーランドじゃ無いんだ!じゃあ何か、山小屋が周りに全部責任持てって言うのか?面白い発想だ。

 聞きたいのだが、海の家が、水死した人間に責任が有る訳?交通事故は道路管理者(国か地方自治体)の責任って事ですか?それでは、貴方の家の前でたまたま死んでいた人は、貴方の責任だ!
 又もや、強弁し過ぎでした。(ペコリ)

 山(林道も)は自己責任の世界だと、私は
認識している。天候が悪化しようと、雪崩に埋められようと、岩から滑落しようと、落石(自然落石です)に当たろうと、薮の中で野垂れ死のうと、渡渉に失敗して流されようと、雷に打たれようと、誰のせいでもない。飽くまで己の力が及ばなかったのか、或いは運が悪かったのだ。外には勿論何も無いとしか思えない。他に何があるんだろう?CIAの陰謀かな?そんな映画は飽き飽きだ!
 それが分からない者には、決して山に近づ
いて貰いたくない、と私は思っている。それでも近づいて来るならば、飽くまで自己責任でお願いします。
 一寸と待って
(プレイバック)。自己責任って言葉はマスコミに使われだしてからは、陳腐な手垢塗れの言葉になってしまった。マスコミとはあらゆる言葉の精気を奪う、もののけの神みたいな存在なのだろうか?勿論そうなんだけど。
 (林道歩きは嫌だけど その五へ続く)

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

はい、ごもっともです。天候悪化も なだれの下敷きになるのも、岩や雪からの滑落も、落石に当たるのも、藪で過労死も、渡渉失敗も、熱中症、脱水症も、雷に打たれて死ぬのも、みんなみんな山に入った人の責任です。ぐずぐず言わないで、山に腕や足の一本置いてでも ちゃんと帰って来てください。

kenzaburou さんのコメント...

>山に腕や足の一本置いてでも ちゃんと帰って来てください。

あの人は特別です。

でも、皆そうすべきだと思うけど、あっさりと死んで仕舞う人が多いので、最期迄頑張れ、家族が待ってるぞ!!と言いたい。

でも駄目な時は駄目です。実力と運とが重なったら助かるのかなあ、と思ってます。