2011年6月12日日曜日

閑話 その六十八



 六十七の続きです。山登りの利点でした。

 その4 暑さ寒さを当たり前と思える。
 そのうちに本文に出て来るけど、越後の山
は暑い。半端じゃ無く暑い!丹沢だって暑い時は酷く暑い!アルプスだって、アブローチは嫌になる程暑い!
 寒いとなると、これまた寒い。前述の通り、
過冷却水の流れをコヘルに汲むと、見る見るうちに氷の塊となる。シェラフに入っても、寒いのでは無く冷たいのだ。定期的に、ぶるっと震える。寝ちゃ居られないが、うとうと寝てるもんなんです。 で、暑いも寒いもどうし様も無い。勿論、ブツブツ言っても怒って見ても、何にもならない。そう言うもんだと心得るしか無いのだ。
 従って、里でも暑いの寒いのと言わなくな
る。言うのを愚痴と言う。愚痴を言わなくて、出度いのが、登山者で有る。

その5 観光地が詰まらなくなる。
 あ、失礼、此れは欠点だった。

 前の会社の同僚で昔山をやって居た同僚が、
良くそう言って居た。何々の滝だとか、何処其処の絶景だとか言われても、山と比べるとチャちいんで、面白くも何とも無い、と。
 此れは国内に限った話で有る。海外なら、
息を呑む様な観光地も有る事だろう。
 で、温泉は良いけれど、彼方此方みて回る
気が無くなる奴(たとえば私)も出て来る訳なのだ。ま、大して害にもならないから、放っといて下さい。
 登山をする利点を並べて見ると、丸でホー
ムレスへの準備段階の感は有る(不適切な表現をお詫びします)。
 でも、逆境に耐えて逞しく生きて行くタイ
プになるで有ろう事は、保証出来ます。
 もしも山と縁の無い貴方(そんな人は読んでっこ無い?ご尤も)、此の機会に山登りを始めたら如何です?新緑が見事ですよ。

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