焼き物と言えば有田、焼き物代名詞です。
金曜日に出張が終って、長崎の大村航空から羽田に帰るのがセオリーだが、勝手に有田で泊まって、焼き物を見てから(焼き物には限りません)帰京するのも有りだとは、出張員なら常識の事。
自費でやるこったからね、文句は有るまい。
突然行ったって、有田あたりは宿が取れるもんなんですなあ。で、翌日は、有田の焼き物を見放題。本当の贅沢って、こう言う事なんですよねえ。
御承知の通り、日本の磁器の発生は有田なので、圧倒される程の遺跡・遺品が残って居るのだが、何せ無精者代表を自認するあたし事だ、傍迄来て居るのに足を伸ばさず、焦点を焼き物屋のみに絞り込む。
線路に沿って歩き乍ら、其処中の店を覗くのだ。良い品物のオンパレード、流石有田。
併し、面白いもので買おうと思う物、或いは手を振ってあたしを呼ぶ品物が無い。此れは、結局あたしは美濃好みなんだな、と理解した。詰まり磁器より土物好み。
とか思い乍ら歩いて居ると、矢張り財布に見合った良い物と出会うんですよ、此れが。うーん、磁器も良いなあ、と気付かされるのだ。
財布に見合うと言うのは非常に大切な事で、別の言い方をすれば、分に適う生き方、なので、其れを弁えないと。酷い悲劇が待って居る訳なのです。
有田は偉く風情の有る町で、焼き物も買い放題、其れも良い物ばかり(物の好みは別にしてです)。
欠点は、行きにくい。でも。行く気が有れば行ける(当たり前、アマゾンじゃ無いんだ)。是非お暇なら、行っても損は無いですよ。
写真は、出張の時買った物とは全く別のコーヒーカップなんで、鎌倉にも此の作者の品物を扱う店が有ります。女性に人気です。
2011年6月8日水曜日
柄でも無い事 その三十
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