くどいですが、昭文社の地図を頼りに今日迄来たのです。最初に紙を棄て、今の素材(何て呼ぶのだろう?)に変えた時は衝撃的だった。其れ迄は、雨の山行の後で地図を買い換える(昭文社、五万図を問わず)のは普通の事だったのだ。
何でだって?雨に濡れた紙は、印刷されたものを不明にしてしまうのだから。等高線なんざ真っ先に消える。それに破けるし、くちゃくちゃになるし。
雨の中で地図を開ける。今では当たり前だけど、当時(大昔)は有り得なかった。そんな事した瞬間、地図が死ぬ。従ってマップケースを持って居る諸君も結構居た。要するに地図を濡らさない為のケースだが、大昔の事だから出来が粗雑で、濡れて仕舞う事が多かったのだ。と言うより、どうしても雨の中(其れも山の雨)では、何でもかんでも濡れて仕舞うので、仕方無いのでした。
其の頃(何時だよ)、加藤剛が主演で冬山を舞台にしたテレビ番組が有った。何て題名だかは、聞くだけ野暮ってもんで、死んでも覚えてっこ無い。
本当に雪山で撮影した作品だったので、感動ものだった。加藤剛も必死にラッセルをし、其の点迫力満点だったのだが、加藤剛がマップケースをぶら下げてラッセルをして居る。当然、在り得ない。誰もマップケースをぶら下げて冬山へは行かない!!
どうでも良い事を勝手に思い出し、一人で興奮しまして、失礼しました。地図に戻りたいと思います。
従って、昭文社は革命を起こしたのだ。其ればかりでは無い。五万図を頼りにして居た時代に四万図が提供されれば、こんな有難い話は無い。其れを昭文社がしてくれたのだ。凄く偉い!!
いや残念な事に、昔は偉かった、と過去形にせざるを得ない。
前にも嘆いた通り、最近は皆五万図にしてしまってくれて、お陰で細かいヒダなんざ読めっこ無いし、其の上完璧な目標の送電線も鉄塔も記入されて無いし、濡れても良いだけの地図になっちまった。ま、其れだけでも助かるんだけどね。
此処は決して、昭文社を責める章では無いのだった。
遥か前にアップした「消え行く路」で、昭文社への恨み言は、確りと述べて置いた(何の意味も無いけど)から、もう良い。責めても甲斐が無い。
主題は、地図を必死に読む時の話で有る。
ま、どう考えても、碌な状況では無いでしょうな、地図を必死に読むってえのは、はっはっはっは。
前述、後述、何でも有り放題、割り箸割り放題、って事にして下さい。さも無いと、此の話はもう掲載したかな?此れは、此れから掲載するんだったけな?と、調べるのが面倒だし、大体からして調べない。理由は私の不精+アルコール。
(地図でも濡れ放題~♪ その二へ続く)
2010年11月28日日曜日
地図でも濡れ放題~♪ その一
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4 件のコメント:
なるほど5万分の1の地図のあとに、4万分の1が出たのですか。 どっちも読めない私からみると、小さくて きれいに折りたたんだ、たくさんの地図をくっつけながら読む人をずっと尊敬して見ていました。
折り方にもコツが有るんですぞ、フッフッフ。
と、昔の人間は詰らない事を言うので、
反省反省、です。
写真は、とても素晴らしいです。お元気でご活躍、楽しみに見させていただいてます。
菊夫さん、お久し振りです。
写真は、たまたま其処に居て、シャッターを切っただけのもんなんで、単なる偶然の産物です。
お元気そうで何よりです。
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