2010年10月17日日曜日

休題 その五十二


 朋友達との旅行なのだが、今年はKJの仕事がやけに忙しく、指し日(?)をされた。其の日しか無い、との事だった。
 任せておけよ、と軽く請け負って宿を探したら、其の日だけは何処も満員、PCを叩き続けたが、全く駄目。何と呪われた日を指定してくれんだ、KJよ。
 仕方無く、当てが有りそうな口調だったANに宿を頼んだ。一杯だった、と返事が来た。
 全く、役に立つんだから。
 こりゃあ、今年はKJ抜きしか無いのかなと半分覚悟して、其れでも念の為にもう一度検索した。と、昨日は見つけられなかった宿が有りました!それも伊東、近いしおまけに安い!
 即申し込んだのは勿論の事。最後迄諦めないで良かった。天は自らを助ける者を助く、と言われるが、全くだ。え、半分諦めてたんだろうって?半分だけだよ!
 KJは仕事を終えて追って来るのが常なので、AN夫婦、EM、YNそれにあたしでANの車に乗り込み、伊東へ向かう。
 ナビには宿のデーターが入って居る。ところでANのナビは変な奴で、何が何でも高速に乗せたがる。入り口を越えると、ユーターンしろと指示する。何考えてんだろう。
 宿からそう遠くない五叉路に差し掛かった。ナビの示す道へ入ったと思ったら、外れて行く。違う違うと騒いでユーターン、五叉路に進入し指示通りに進む。と、又外れて行く。何だ、何処で間違った、いや、間違って無い、なぞと一同騒ぎ乍ら三度(みたび)五叉路へ入った。
 すると小さな路地から車が出て来た。あれだ!分かる筈無いよ、とAN、YN、あたしは罵る事しきり。其処からも狭い道が続き、宿にはやっと辿り着いたお粗末。
私「KJを一人で駅へ迎えに行ける?」
AN「絶対無理」
私「一緒に行くけど、俺も自信無いよ」
NB(ANの奥方)「宿の人に迎えに行って貰えば良いのよ」
YN「成る程」
 宿に着くのが難しい、と言うのも珍しい経験で有る。宿でも心得て居て、快く伊東の駅へ車を出してくれた。で、無事にKJは宿に着けたのだ。我々が迎えに行ったら、戻れたかどうか、自信が無い事夥しい。
 翌日に立ち寄った湯河原の人間国宝美術館の事。此の章は其れを書きたかったんだが、下らない事を書いて、最後になっちまった。
 細川元首相がやって居るのだが、自分のコーナーを造って、人間国宝の皆さんと張り合って居るのはご愛嬌で有る。 人間国宝以外にも、魯山人や河井寛二郎、古美術も有るので、豪華なのだ。最高の売りは、彼等の茶碗でお茶を頂ける事だ(有料)。
 山椒は小粒でピリリと辛い、お薦めの美術館です。お暇なら検索して見て下さい。

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