2010年8月4日水曜日

休題 その四十七

davinci_monalisa01

 

 こんな絶海の孤島のブログで有ろうと、売れっこ作家で有ろうと、売れる売れないに関係無くシナリオライターで有ろうと、作品を公にする限りは、作者(含、あたし、え、駄目?)は精神的ストリッパーなのだろう。
 面白いもんで作品に、嫌でも作者自身が反映されるのは、全てに於いてそうなのだ。
 此の愚ログが作品?
 へっへっへ、残念でした、そうなんです。作品ってえのはこんなもんじゃ無い、馬鹿言ってんじゃ無いよ、馬鹿言ってんじゃ無いわ。著作権では、此処いらへんでギリギリかな?
 馬鹿言ってんじゃ無いよ!!!
 誰がこんな辺境の地をチェックしてんだ?流石の著作権協会だって、地球の裏側迄、或いは絶海の孤島迄調べたら、経費倒れになっちまう。ん、って事は此処では何でも使い放題って事か。
 もしも、著作権協会から請求書が来りゃあ、喜ぶべきなんだ。でも、来っこ無いって!!
 今やっと気付いた。相変わらずの馬鹿ですなあ。
 アゴラ劇場は、野田秀樹の本拠地で有った上に、今は青年団の本拠地なのでメジャーで有る、幾らボロくとも確りチェックが入る。アゴラで公演した時に著作権協会から電話が来て、音楽使用料を払えと言う。まるで、突然税金が路上生活者に掛かってきた様なもんだ。
私「は、うちは仲間で金を出し合ってやってんですけど」
係員「赤字黒字と関係無く、小屋を借りる料金は払いますよね」
私「はい」
係員「同じ事です」
 今は分かる。当然だ。当時のあたしゃあ頭に来ちまって、それでも言われる通りにしなくちゃと思い(此れがあたしの良い処で、かつ悪い処)、音楽を減らすと決めたら、音響担当のAがふてぶてしくせせら笑う。
A「見に来っこ無いから適当で良いんだって。馬鹿だなあ、任せてよ」
 で、全て任せて、上手く行った。あたしゃ馬鹿だね、有り難うAよ。ま、一種の脱税もどきななんだけどね。赤字の上に払うのは、微妙に抵抗が有ったんです。
 主題がブレた。貧乏人だから、ご容赦下さい。
 此の愚ログでも作品だと言う、驚くべき話だった。
 いやさ、公開する限りは、出来の良し悪しには無関係に作品なんで、出来悪い映画には客が入らず、詰まらない小説は売れず、魅力の無い焼き物は埃を被り、下手な歌は相手にされず、下らない愚ログには人が来ない。
 其れは結果で有って、人様の前に出したなら、作品なんです。自分の作品なんです。
 其れが分かって居る癖に、あたしには良い作品を創ろうと言う努力が見えない。酔っ払わなければ良いのに、其の気は無いのです。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

なるほど「精神的ストリッパー」、、、という観かたもありますねー。
わたしはブログをずっと続けてきたのは、自分のための「備忘録」のつもりです。ブログに書いた オペラ、映画、コンサート、本、漫画の内容は、覚えていますが 書かずに放っておいたのは 完全にきれいに もののみごとに忘れています。同じ本を二度買いしそうになって、、、、シクシク。

kenzaburou さんのコメント...

まだまだ大丈夫です。

一昨年の引越しの時、3組の同じ本を見つけて愕然としました。

完全にボケです、、、、シクシク。