2010年2月21日日曜日

クソ面倒な話 その十五

2009042323-3

 

 其れがですよ、マグマには大量のイリジウムが含まれる、と判明したのだ。詰まり、火山の噴火で地表に大量のイリジウムが降り注ぐ事も有り得る。
 で、“隕石衝突しか有り得ない”から“隕石衝突では無い“と学説は変わったのだが、日本では相変わらず、恐竜は天体衝突の為絶滅したと、テレビも新聞も考えもせず言い続けて居る。一度刷り込まれた思い込みは、消し去る事が如何に至難かを、いみじくも照明して居る訳ですなあ。
 実際は大量絶滅は段階的に、時間を掛けて進行して居る。突発的事故とは思えない、と現在の学者の多くは分析して居る様だ。大量絶滅は天体にでは無く、地球其の物に原因を求めるべきなのだ、と。
 思えば、恐ろしい話で有る。地球が何度も大絶滅を引き起こしたって事だから。
 外核の液体化した金属は対流運動し、為に地球に磁場が生じるのはご承知の通り。
 対流運動を簡単に言えば、核で熱せられた流体は上昇しマントル層で冷やされて下降する。又核で熱せられ上昇する、と言う運動で有る。
 では熱せられたマントル層はどうなっちまうの?良くぞ聞いて下さった!マントル層基底部(Dツーダッシュと呼ぶ)は熱を溜め込んで流体化し、極限迄熱を溜め込むと、地表へ一斉に突き上げる。此の時点では、外核層とマントル層基底部の温度差は無くなって居るので対流は起こらず、磁場は消え去る。
 地上では数知れない大噴火どころなんざ当たり前、イリジウムは撒き散らされ、発生したであろう大火災の煤や灰が地表に降り注ぐ。
 此の騒ぎは五十万年に渡って続く。空は噴煙に覆われて日光は地表に届かない。火災だらけなんだから暖かいだろうって?極寒の焚き火、手を暖めるだけだ! 此れじゃあ恐竜も死に絶えるなあ。マントル層基底部に熱が蓄えられるのが原因だから、周期性も有る。
 大規模なマントル上昇が直撃すれば大陸プレート引き裂かれる。海洋プレートはマントルの吹き出し口より、強い力で広がって海底が拡大し、結果として海水が後退する。為に、海底に有った化石燃料が露出し、侵食(大気の)に依ってボロボロと大量に海に流れ込み、水中の遊離酸素を消費して無酸素状態を造り出す。
 此処んとこが、ちと分からないなあ。あ、言う迄も無く、色々な本からの受け売りですので、あたしも首を捻っちまう事も有るんで。元々海底に有ったものが海に入って無酸素?空気に晒され、モロの姿になって海に入る、と解釈してます。
 以上のマントル上昇説が、今一番真実に近いと言われる仮説だ。あと千万年位からが、危険時期で、前兆としては地磁気の消滅、確り見張って下さい。

3 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

わかりました。よく見張っときます。山が爆発して、海が後退してきたら ご報告します。

それにしても、人が生きているように、地球も生きているのですね。乗っかっている生物を生かしたり、絶滅させたりしながら。

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

この怪獣というか、恐竜可愛いですね。奥様のイラストですか。

kenzaburou さんのコメント...

これはパクッてきた物で、訴えられたら敗訴です(汗)。

妻はこんなに上手くは描けないのです。