2024年1月29日月曜日

休題 その五百八

 

 今月二十二日に安芸高田市の記者会見があった。初っ端にRCC(地方テレビ局)の不在に疑念を表した。市民団体が石丸市長への辞任要求を放映し、その団体の言い分を流した件についてその真意を質したかったそうだ。その他のメディアもその件は報じているが、RCCは特に石丸氏を悪人に仕立てていた。

 石丸氏は、市民団体ではなく特定の政治活動団体だと断じ、中国新聞も承知している筈で、他のメディアも当然承知している。その団体が、署名でもないただの要望書を提出するのが何でニュースとして取り上げられるのか。そこに政治的中立性はあるのか、と全メディアに問いかける。じゃあ逆もあるのか?石丸に近しい人々が議長なり議員なりに辞任要望書を提出したら、ニュースで取り上げるのか。早速やろうと思うがホーテレビさん、ついて来てくれますか?と追い詰める。

 石丸氏はマスメディアのダブスタを見事に暴き出している。中立振りは見抜かれれて鋭く指摘される。変な意図の質問は逆質問でメディアのスタンスを問われる。メディアは己のスタンスを問われるのに弱い様だ。そんなものはないからに決まっている。

 安芸高田市へのふるさと納税が今年度四億円を突破した。安芸高田市ユーチューブ公式チャンネル登録者が二十一万二千人で、自治体として日本一になった。二万七千人しかいない小さな市なのに。その契機となったのは去年の七月の定例記者会見で、その再生は三百万回を越えてます、メディアの方には大変ご協力を頂き有難うございます、と石丸氏は深く頭を下げた。

 何と気の利いた皮肉、と人の悪いあたしは笑った。確かに中国新聞の胡子記者とその上司の傲岸無礼さがなければこうは行かなかっただろう。石丸氏がここ迄バズッたのは、メディアを畏れず敢然と立ち向かった姿勢が大きな支持を得たのも一因と思ってます。

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