2024年1月23日火曜日

閑話 その四百三十八

 


 大勢のユーチューバーが自分の山行をアップしている。初心者からベテラン迄、多彩な内容だ。初心者でも、回数を重ねているうちにベテランになって行くのが見て取れる。前にあたしもやって見ようか、と馬鹿を書きましたなあ。不精の代表のあたしにはできっこないのにねw

 次女が二度失敗した空木岳の情報も多い。勿論夏山だが、池山尾根を日帰りでピストンするのだ。標高差が1400m、時間は十二時間も掛かる。夜車で入って暗いうちから歩き出すのだ。物凄い健脚! 上の写真は例に依って無断借用、済みませんです。

 去年の秋に池山尾根ピストンを計画して、天候が思わしくなくて中止した事は記述だ。あたしの計画は初日に池山避難小屋に入って一泊、翌日空木岳をピストンして池山避難小屋へ戻って又一泊、三日目に下山し帰京と言う牧歌的なものだ。

 それでも二日目の歩行時間は八時間超、歩き通せるかと不安で、何度も地図を睨んだものだった。若い頃とは総てが違う。大体からして八時間以上も歩く自信がないの。標高差1300m未満だが、長丁場がどうなるだろう。笑って下さい、今の実力はそんなもんです。

 ゆっくり行くしかないのだが、高度が上がると息苦しさが増す、3000m近くになるのだ。アレルギー性喘息も持っているしね。

 日帰りでピストンする若者達が聞いたら呆れる事だろう。二泊もするのに不安だって?爺さん、アルプスなんか諦めなよ、って思うに決まってますなあ。あたしが四十代だったら絶対そう思っただろう。

 その頃なら千畳敷カールから歩き始めて、その日のうちに空木岳に着いた。幕営具を背負ってだ。最後の空木の登りは流石にキツかった。避難小屋の横にテントを張って、巡回監視員に叱られたっけねw

 空木岳へ日帰りピストン、風の様だ。何と羨ましい事。もう一度死ぬ迄に空木岳へ行きたいです。

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