2024年1月11日木曜日

閑話 その四百三十六

 


 頂上で一服点けたいが人だらけだ。鳥居をくぐると直ぐ階段だが、その下に細長い平がある。しめしめ、ここなら良かろうと石に座って一服点けていると、四十位の男性が「こんにちは」と奥へ行き煙草を吸い出した。爺さんが吸ってるからここなら良かろうと思ったのだろう。近付いて「タバコ吸いは肩身が狭いですね」と言うと満面の笑みで「ええ」と答えた。全き同感だったのだね。その場所から見えた梢と青空が下の写真。


 
 下りに掛かるとバランスが悪い。石段交じりの不整備道だから転べない。気を付けつつ下るが、いやあ、登って来る事来る事、切れ目がない。こっちは待ってるとキリがないので端を下る。従って足元が悪くなる。より危ういが、気を付けるの一手だ。

 登りが長く感じられたのだから下りも長い。筋肉にたっぷり負荷を感じる。大山でこうなるとは夢にも思わなんだ。大山登ったが大変だった、と言うのを聞いて、け、情けねえ、と思ってたあたしは、今はどこへ行ったのか~。 前回同様石狩挽歌の世界になっちまったw

 どうにか下社に下った。行きに増して人が群れている。下社を下ると登って来る登山者はぐっと減る。ケーブカーが大活躍してるって訳なのかな。

 女坂下りで良かった。石段はあるが手摺がちゃんとある。それに石段が男坂程急で長くもない。その女坂でも未だかあなあと感じるのだから、歳は争えないもんです。

 下社への最後の階段で、登って来るパーティが「これじゃ年配者は無理だな」と言っていたが、全くその通り。距離的には塔に遥か及ばないが、歩きにくさではずっと上だろう。舐めてはいけない山だった。勿論舐めてはいなかったけど、昔の楽だったイメージが確り残っていたので。

 久し振りの大山は弘法の里湯で幕を閉じた。一人で弘法山から来た妻と、休憩所で首尾よく出会えました。待ち合わせてもいないのに、目出度いです。

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