休題 その四百五十八

 

　新年早々箱根駅伝ですよ。各校の選手達が命懸け（ほぼそうでしょう）で走ってるのを、ぐい飲み片手にチビチビやり乍ら「そら、抜け！」なぞと勝手をぬかしている訳で、そこんとこは正月の風物詩なのでご容赦を。

　今日の往路は縺れて、どっかが独走するのと違って非常に面白かった。酒飲み乍ら「面白かった」もないもんだとは思うが、上で弁明した通りなので御免ね。

　一区は学生連合（オミソなので順位に入れない）が飛び出したが、明大がトップで入った。学生連合が頑張って往路優勝になったりしたら、さぞや関東学連が慌てて面白いだろうな、とか考えたがそれは矢張りなかった。

　二区は明大を中央大が抜きそれを駒大が抜いたが、ラストで中央大が凄いスパートをかけてトップで飛び込んだ。中央大は過去最多優勝校だが最近は振るわない。だが今年は往路優勝を狙ってるな、と思いましたね。

　三区は中央大が頑張って、追う駒大と青山を振り切ってトップで入った。こうなりゃ中央大に往路優勝だけでもさせてやりたくなる。

　四区は中央、駒大、青山の三つ巴の戦いになって、駒沢が僅差でトップ、続くは青山、十秒遅れて中央となった。東京国際大のビンセントが八人抜きの区間新を達成、四位に迄来たが一点豪華主義の限界で後は順位を落とすのみ、駅伝は総合力なのですな。

　山登りの五区は駒沢青山がほぼ同時に出たが青山は引き離され、次には中央に抜かれた。上の写真はその時の物。中央が駒沢を捉えるかと期待したが、差は縮まらず駒沢がテープを切った。トップ争いの陰で城西大と順天堂が飛ばしに飛ばし二人共区間新、城西大が十五秒速かったので新山の神、順天堂は日陰者でとてもお気の毒であった。

　これだけ縺れてくれると「面白い」とあたしが言うのも当然でしょうが。明日の復路は駒沢中央青山の三校に絞られただろう。できたら縺れて下さい。そう言うの駄目かｗ