2023年1月5日木曜日

休題 その四百五十九

 箱根駅伝の復路ですよ。結果は御存じの通り駒沢優勝、ガチガチの本命が来ましたなあ。二位は中央、何とかならないのかと見てましたが、何ともならんかったです。とは言え、今迄鳴かず飛ばずだったのが突然の二位、充分立派だけど、来年の優勝を目指しているらしいので、とても嬉しいじゃないですか。中央には何の義理もないんだけどw

 一位二位は独走で仕方ないが、三位争いが面白かった。王者青山が九区では八位、飛んでもない展開と言っても良かろう。その九位の走者が青山のエースです。三位を争う五校が団子になっているのを、そのエースが纏めてすっこ抜き三位に飛び出して十区へ繋ぎ、見事三位でテープを切った。青山の面目躍如の展開そのものだった。これこそ王者の底力でありましょう。

 一寸と前の王者東洋は十二位あたりでウロウロしていたが、最期は十位に入ってシード権を守った。これも底力と言うべきだろう。

 と言った処で今年の箱根駅伝は、往路復路共に面白かった。早稲田、国学院、順天堂の躍進も見ごたえがあった。これらは詰まり、伝統校の復活なんです。伝統校の日大は姿を消してしまった。箱根駅伝を続けるのは大変なんだろうな、と思わされる。

 何せ二日間に亘る熱戦、一区間もやけに長く山登り迄あるのだ。最低十人の選手が必要なので、予備を考えると三十人からの部員が必要だ。それも凄く速く走れる者でなきゃ役に立たない。監督だって手練れでなくては手に負えない。経験があって力量も必要って事なのだからおいそれとは手に入らない。大学に余程の熱意がなければ、箱根駅伝チ-ムは運営不能なのだろう。

 来年は百周年になる。よくぞ百年も続けてくれました。お陰で正月の行事として定着した。今年から沿道の観客に制限を設けなくしたので大勢が応援していた。そう、これが良いのだ。

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