2022年8月3日水曜日

休題 その四百三十二

 

 あたしがシルバーでやってる仕事は、市立中央図書館の裏口の受付みたいな事だ。手続きされていない本を持ち出すと警報が鳴るので、出て行って本を確定して手続きを再度して貰うのが主な役目だ。同じ部屋に休憩の警備員もいる。そちらは四人で回している。

 先日その一人と安部元首相の暗殺の話になったが、彼が「独裁者の最期はこんなもんだ」と言ったのでカチンと来た。

 「選挙の結果で選ばれたんですよ、選挙で落とせる独裁者なんて、独裁者じゃない。それは悪質なレッテル貼りです」と少々語気強く言ってしまった。一寸と気まずい空気になったが、これは聞き流せなかったのでね。

 毎年彼の持って来るカレンダーを我々シルバーは利用させて貰っている。毎日新聞のカレンダーだ。毎日を読んでテレビを見ていちゃ、そんな考えになるんだろう。日本のメディアはクソ(失礼)だとしみじみ思う。

 昨日別の警備員が「神奈川の病床使用率が80%を越えた、政府が何もしないからだ」と言うのでカチンと来た。「2類から5類へ落とせば済む話でしょう」と返すと、丁度巡回に出る時間だったので「薬もないし」と言い乍ら出て行った。彼は行動制限をしろとでも言いたかったのだろう。

 今朝の産経新聞に「全数把握見直し 重症・死亡者に限定」と専門家提言があったと載っていた。遅いが、やっとまともな提言がされたかと記事を読むと、保健所や指定医療機関の対応が立ち行かなくなった為だとある。要するに、危険な疫病扱いを続けて各機関がパンクしたと言う事だ。

 そうなるでしょうとも。ジフテリア並みの対応を義務付けられているんだから。感染力は増したが重症化率の減ったオミクロンを、何時迄も2類にした儘なのが間違いなのだ。これも煽りに煽るメディアの所為だ。そのメディアを信じる年寄りは未だ未だ多いのです。そのお陰であたしの人間関係にひびが入ったらどうしてくれんだよお。

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