休題 その四百三十六

 

　旧名だそうだが、統一教会と呼ぶ。昔から色々問題はあったが、今は花盛り、満開状態である。言う迄もないが、安倍元首相を暗殺した犯人が統一教会への恨みを、安部元首相に向けたのでの事だ。

　統一教会弾劾は当然だろう。だが、あたしが違和感を感じるのは、統一教会を叩く振りして自民党、その実は本命の安部さんを叩いているのでは、と感じるからだ。

　統一教会と自民党議員の関係を明らかにせよ、と野党とマスコミは迫る。既視感があるのだ、モリカケである。モリカケはそもそも事件性すらない事柄を言い立てて、あたかも誰かが何かを隠し揉み消すので真相が明らかにならないのだ、と言いたげにしつっこく繰り返し、世間も何となく嘘が隠されていると思っていた。今でも思っているかもです。これを野党とマスコミが組んで仕掛ける印象操作と言う。

　残念乍ら統一教会を罰する法律はない。統一教会を悪と認定もできない。すれば憲法違反である。安部さんは俗に言う霊感商法の被害者救済の法律を造った。騒いでる野党が、ではない、安倍さんがだ！

　現憲法の下ではそこ迄しかできない。不服なら憲法改正を言うべきだ。法的根拠がない儘騒ぎ立てる。勿論落としどころはない。印象操作を続ければ与党の評判は落ちるし、統一教会の被害者に殺されるなら自業自得だなぞと言う、理屈にもならないムードを醸成できれば、やったぜー！！　であろう。

　言いにくいが世の中には一定の割合でバカがいる。そのバカを騙せれば一定の世論が形成される。その世論に考えないタイプの人間は引き摺られる。モリカケで野党とマスコミは味をしめたのだろう。又それを狙ってるに違いない、と人の悪いあたしは思っている。

　ウクライナの戦いは終わらない。台湾周域でのシナ軍演習も延長された。今にも火を噴くかも知れないに、重大事には目もむけずに党利党略とは、嗚呼。