2022年8月6日土曜日

休題 その四百三十三

 

 

 米下院議長ペロシ氏が台湾を訪問したが、散々脅したのに聞いて貰えずメンツが丸つぶれのシナが、ペロシ氏が去ってから台湾を封鎖する如きの演習を始めた。

 故安部元首相が「台湾有事は日本有事だ」との言葉は正しかった。ミサイルを9発もぶっ放してそのうち5発が日本のEEZ内に着弾したのは御承知の通り。台湾を攻める時は日本も敵だ、との明白なメッセージだろう。

 台湾はシナの核心的利益で武力を用いてでも統一する、とはシナの公式発表である。詰まり、日本とシナが嫌でも戦争状態になるのは時間の問題だとなる。

 極めて明白な帰結だが、政府もメディアもそうは思っていない様に見える。岸田首相が防衛費GNP比2%にする、と発表したのは評価する。併し五年間でとの但し書きでは、間に合うのけえ、と疑問を持たざるを得ない。

 ミサイル、砲弾、弾薬も戦争状態になれば半日しかもたない、予備なんざないのだ。朝戦争が始まれば昼には弾切れである。その間に他方面から搔き集めても、他方面が弾切れになる訳だ。大至急製造を始めても、弾ができた時には戦いは終っている。勿論日本の敗¥北がその結果だ。F35だろうと10戦車だろうと、弾(或いはミサイル)がなければ戦えない。現実はシビアなもんである。

 明日戦いが始まるとは思えないが、決してそんな事はない、とも言い切れない。ウクライナだって何日に攻め込みますと通知を受けていたのではない。敵がやって来た時が開戦の時だ。それは相手が決める。

 メディアもシナとの戦いを予想しようとしない。したくないのだろうか。それには触れるなとどこかから指令を受けているのだろうか。国民を騙そうとしているのか。

 この段階で話し合いなぞ成立しない。完全な備えと断固たる意思の表明のみが戦争を避ける唯一の方法。歴史が証明しているのだ。

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