2015年2月20日金曜日

閑話 その百三十八




 “雪山賛歌”も六回になったので、一寸と休憩です。
 暫く(ったってどの位だろう?)は山には近ずく事も出来ない身になっちまったで、過去を振り返るしかない。ラベルに、文化史上の巨人の作品を当てたのは、失礼至極とは分かってんだけど、御免なさい(ペコリ)。
 去年の十一月中旬、仏果山へ行って来た。登り口は宮ケ瀬湖畔の仏果山入口。“閑話番外 あ、バスが“に書いた三ッ峰を下って来て、バス停寸前にバスは走り去り、時間潰しに湖畔を歩いて着いたバス停で有る。
 其処でトレースが途切れるのも何なので(何?)、其処から続けたというオタクな話。変に拘るんですよ、此れがさ。
 話は登り口では無く、下った先の事だ。前からリッチランドと言う日帰り湯が有る事は地図で見て居たが、其処へ行ったのだ。名前はあたしに似合わないけどね。
 愛甲郡清川村のリッチランド? 何だこりゃあ、というのがあたしの認識だった。でも、一度其処の風呂に入って見たいと思ったのだ。
 黄葉の中仏果山に登ると、山頂には三パーティが休んで居た。良い季節なので、少ない位だろう。
昼食を済ませ、出発しようとしたら小さい子供が登って来て、聞きもしないのに。
子供「いつつ」
私「そう、偉いね」
 すると、保母さん二人と子供五人が登って来た。
私「わあ、大変でしょう」
保母「一番楽なルートですから」
 そりゃあそうだろうけど、子供連れでは一寸とも気を抜けない。楽なルートと言っても里道とは違う。一寸との事故でも父兄がギャーギャー言う時代で有る。偉いもんだとつくずく感心したもんです。
 子供達と別れて、半原越方面へ登ったり下ったりする。傾斜は有るが、気になる程ではなく、快適なハイキングだ。
  土山峠への分岐の手前に下り口が有った。立派な道標が「リッチランド」を指して居る。うんうん此処だと、そっちへ下って行った。
道標は立派だが、偉く酷い下りで、路は不明瞭、足元はザラザラ、階段は有っても土砂で埋まって滑り台状態、何だこりゃー。
 此れじゃあ人も来るまい、初心者なら怖気を奮うだろう。下手すると湯も休みかな、と半分諦めて下るとキャンプ場に入った。(続)

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