2015年2月10日火曜日

クソ面倒な話 その七十五




 前々回に書いたが、私は産経新聞の読者で有る。五全国紙の中の最下位、朝日新聞の五分の一しか部数は無い。
 ネットでは、右翼新聞、クソ新聞、駄目新聞等々、散々に言われる事も多い様だ。読者が少ないので、言われっぱなしの有様だ。
 だが私は忘れて居ない、文化大革命の時をだ。産経は果敢に文革の正体を報道し続けた。決果、毎日、西日本新聞と共に、支局閉鎖、特派員国外退去の処分を受けた。
 其の後外の新聞社も同様の処分を受けて、残ったのは朝日、日経、NHK、共同となった。詰まり、初めの頃にはメディア各社は未だ正確な報道を志して居た、と言える。
 唯、其の後何社も北京へ戻った。当然文革の事を悪くは書けない。中共のご機嫌を損ねれば、又追放されるだろう。
 依って、「北京には蠅一匹いない」「紅衛兵の瞳は澄んでいた」等のヨタ記事が、日本を席巻した訳だ。最も熱心に文革を賞賛したのは、朝日で有った事は言うまでも無いだろう。
 朝日には、中共の不利な事は書くな、とのお触れが出ていた由。へーそうかい、今と全く同じじゃないか。確かにぶれない新聞では有りますなあ。
 産経は一人、日本に留まった。そして文革を痛烈に批判した。最も北京に戻りたいと言っても、許可は出なかったかも知れないけどね。
 新聞人の誇りではないか。朝日の対極に位置づけられる行為だ。朝日が“ジャーリズム宣言“とのキャンペーンをはった様だが、笑ってしまう。朝日さんよ、貴方に其の資格が有るのかい?
 今は産経前ソウル支局長が起訴されて、裁判の最中で有る。韓国政府から、謝罪すれば解放するが、と打診があったが、断固拒否して裁判を選んだ。河野洋平よ、見習ったらどうか。
 これこそジャーナリズムではないかと、感動すら覚えるのです。産経を軽んじる方々よ、見直したら如何かな。

0 件のコメント: