2014年11月2日日曜日

休題 その百三十八




 そして博打(?)はウノになった。当時は大流行りだった。やって見たら面白い。其の後今日に至る迄、我々の旅行ではウノで有る。
 但し、時間は短くなった。最初の頃は夜中一時になって「風呂に行くか」と止めになった。今年は十一時半で上がりだ。歳を取ったと言う事なのです。
 初めの頃は点数を差し引きして紙に書いて、最後に清算した。此の記入が面倒なのだ。あたしが担当して居たのだが、酔って来ると面倒っちくなる。あ、間違えはしないですよ。
 それで一度Kjにやって貰った。「こうしてこうすりゃ良いのさ」と髪を渡した。安心して飲み乍らやって居て、気が緩んだか負けがこんで来た。Ynも酔っ払って、相当負けて居る様だ。
 どの位負けたか見る為に、「一寸と見せろ」とKjから点数表を受け取ると、驚くべし、記入が滅茶苦茶なのだ。きっと、良く理解せずに押し付けられた結果だろう。事務処理は大得意のKjにしては、ドジった。
 大喜びしたのはYnとあたしの負け組だ。「駄目だ駄目だこんなもん!」と破り捨てて二人で大笑い、揚句に火を点けて紙を燃やして仕舞った。此れには流石に皆さん驚いたらしいが、酔っ払い達は喜ぶばかり。
 結局チャラになって仕舞ったが、思えば大人気無い話で有った。いやあ、大分負けてたんで、しめた!と思って(汗)。今は勝負一回ごとに現金決済で、簡単だ。
 今年はYnが参加出来なかったとは書いた。変化に依って、面白い物で流れが変わる。常勝将軍のNbが勝てない。彼女はウノになっても、負ける事が無いのだ。博徒になっても立派に喰って行ける強さだ。其れが勝てない。
 尤も、途中でEmが破産した。Anが上がった時だった。あたしはAnに払う金子をEmに渡して「此れで一勝負して」。
 Anは驚いて「じゃあ私も」とEmに寄付をした。此れで最後迄Emは破産を真逃れたのは目出度い。
 流石に途中でAnが気付いた。「あれ、私が受け取るお金だったんじゃない?」わたしは笑いが止まらない。「そうだよ」
 ま、Anもあたしも勝ったし、Emも破産しなかったんだから、良しとして下さいね♪

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