2014年11月14日金曜日

入門の山 その一



 取り敢えず纏めて置こう。何を? 丹沢山塊をだ。前章の如くに地形的にでは無く、登山としての位置付けをだ。そんなのどうでも良いって? はっはっは、そりゃあ何時もの事でしょうが。(迷惑?) 
 登山の入門編としては、少なくとも南関東では丹沢だ。奥多摩も入門編の山だが、丹沢には遥か遠く及ばない。
 何故だからって、昔の冬山入門の本でさえ丹沢が第一章なんだよ。えーと、此れだけじゃ根拠が薄弱かな。
 奥多摩も良い山では有る。一通り登ったので分かる。登山者が多いのも尤もだ。唯、丹沢の方が男らしい山なのだ.。あ、此れはあくまで私感ですよ。
 前章の三ヶ所のハイライトは勿論だが、山自体が男性っぽいのだ(くどいでしょうが、私のイメージです)。
 と言う事は、奥多摩が女性っぽいとなる。其の通りです。良し悪しでは無く、好みの問題だ。私は男っぽい丹沢が好きな奴だ。
 詰まり丹沢の方が荒っぽい一面が有るって事で、尾根筋もそうだけど、特に沢に表れる。大昔の案内書は全く其の思想で、沢を案内する為に尾根筋も案内しておこう、に近い書き
方をして居る様に感じる。
尤も、西丹沢には(私の区分では中央丹沢でも)登山道なんざ無い頃なので、尾根筋の案内んぞは殆ど無いようなもんなのだ。その癖沢は克明に説明して居る。
 従って、丹沢の次は谷川岳、となった訳だ。一方、奥多摩の次は奥秩父と言うのが、自然な流れなのだ。但し、大昔の話ですよ。
女物の下駄を突っ掛けてザイルを肩に、沢に入って行く時代の事。思えば変な流行りだったですなあ。尻には山犬の毛皮をぶら下げちゃってね。一寸と懐かしい。あ、此れは戦後の事ですから。
 (入門の山 その二へ続く)

0 件のコメント: