2014年11月11日火曜日

閑話 その百三十




 七沢方面から厚木に帰る時、右に小山が有る。新緑の季節は、見事な若緑だ。あれは何だろうと地図を見ると、大山の展望台から南東へ下る尾根の末端だった。
 展望台から一寸との間尾根を行って、左へ下って行くのが日向薬師へのコースだ。下らないで尾根通しに行くと、653,3mピークだ。十二年程前に、S、Kと展望台から来て、其処から南に大山町へ下った事が有る。
 勿論道なぞ無い。ピークの辺りで、地図を見る単独行者に出会ったが、彼は尾根を末端迄下る積りだったのかも知れない。
 あたしの歩いて居ない尾根なので気になって居たが、十一月初旬に行って来た。ハイクのお誘いにしようと思って居たが、止めた。
 藪と林道と藪っぽい植林なので、とてもお誘いなんざ出来ない。極まれに居る藪屋は別だが、普通の神経の人には、世にも酷いルートだと思われて、あたしははたかれるだろう。
 山の報告ってなもんでも無いので、閑話にこんな山も有った、と書いておこうと思った次第です。
 日向薬師行きのバスで地図を睨み乍ら行く。うん、次の尾根がメインだ。小学校の次の停留所で降りて少し戻る。尾根の末端は切り落とされ、コンクリートの台で土止めされて居る。此処から取り付くのだ。
 台の横を登る時、既に藪が煩い。台の上から藪に飛び込む。詰まり、バス通りから藪に飛び込むのと同じだ。良く見ませんか、山際の密藪、モロに其れで有る。
 二十分程はひたすら藪漕ぎ、スズタケ漕ぎになったらほっとする有様。普通はスズタケ漕ぎだって、鬱陶しいものなのだ。
 スズタケになって楽になり、暫く登ると左下に伊勢原温泉の駐車場が見える。温泉から取り付いた方が近いのは分かって居たが、末端から取り付かなきゃやる甲斐が無かろうて。
 まだまだ序の口でした。続きます。

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