2014年6月27日金曜日

柄でも無い事 その四十八




 日本鰻が絶滅寸前で値段が鰻上り、依って、老舗の鰻屋が店を畳んで居ると、前に書いた。
 処がどっこい、今年は鰻の稚魚が豊漁で、秋には鰻の値段が下がるだろう、と言う見通しだそうだ。
 おいおい、捕れれば捕るだけ捕って喜んで、来年は又捕れないと言って騒ぐのけえ?おら達は原始人かい??
 鰻の話(詰まり蒲焼)だから「柄でも無い事」にしたけど、「面倒な話」でも良い話題で有る。其れはどうでも良いって?ご尤も!
 乱獲と潮流の変化で絶滅に追い込まれた日本鰻を、簡単に値段を下げるなよ。鰻屋も保護はしたいが、此処は踏ん張って、血と汗を流すべきだとあたしは思う。
 ああ、其の通り、鰻屋でも無いあたしに発言権は無いよ、分かってらあな其の位。でもですよ、あと何年掛かるか分からないけど、卵を孵化させて稚魚にする方法を模索中なのだ。其れさえ解明出来れば、老舗も復活出来るのだ。秘伝のタレを守って居ればだけど。
 どうせ中国が捕っちまうよ! 確かに。。。。
 買わないってえのも有りでは?勿論、日本が買わなくっても、中国内を含めて外国でも買う所に不自由はしないだろう。
 当然乍ら、値段は全然違うだろうけどね。だって、日本人程鰻に拘る国を知らないから(あたしの無知?)。そうすりゃあ、多少は鰻を捕る気も失せるだろう。
 此処んとこは、捕らない(除く研究)買わない食べない! 我慢する!!
 ひたすら耐えて、卵の孵化から成魚迄のプロセスを完成させるべきだ。調子に乗って絶滅へ追い込んだら、其れこそパーだ。日本鰻に、“とき”の二の舞をさせてはならない。
 まあ、日本鰻を憂いて居ると言うよりも、蒲焼を再び食べられる様にしたい、が本音なので(情けなかあ)、柄の通りの事になっちまって、失礼をこきましたです。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

本当に、鰻の排卵から幼魚から成魚になるまでの研究をちゃんと進めてほしいですねー。安易に輸入に頼ったり、その場しのぎでやっていては、本当に絶滅種になってしまいますね。帰国時の楽しみの一つを失くさないでほしいです。

kenzaburou さんのコメント...

或る程度のめどは、ついた様です。
卵からシラス鰻(稚魚)へ成長させるのが高い壁だったのですが、突破できそうなのです。
そうなりゃ、蒲焼大復活です!