2014年6月24日火曜日

ダニと蛭のご案内 その四




 でも多少不確実なので、確実な地点へ進もう。さもなきゃあ説明する甲斐が無い(何の甲斐?)。札掛から長尾尾根に入る。入り口は分かり易いので大丈夫。四十分も登ると本谷橋へ路が分かれるので、塔へのルートと別れて其の路へ入るのだ。
 昔からのルートなので確りしては居るが、大野君情報に依ると桟道が老巧化してるらしいので、通過は慎重に。四十分も下ると本谷橋に着く。
 そんなに歩くのは嫌だって?うーん、宮ヶ瀬湖の三叉路バス停からなら、林道で二時間一寸で来れるか。確かに其の方が近い。でも札掛に寄って貰いたいんだけど、駄目?
 では、好きに本谷橋へ来てちょーよ。本谷橋は字の通り本谷に掛かる橋で、本谷は早戸川の本流、林道から川原に下りて、キャッキャと水遊びをしよう(雨の中でかい?)。
 やがてキャッキャが、キャー!!になるのだから、たまらないのだ。一時間も遊んで居れば(おいおい、冷えちゃうよ)五、六匹の蛭は喰いついて居るだろう。巧くすれば、もっと沢山かな。
 前述の二十数箇所蛭に喰われたのは、隣の塩水川だが、何、本谷だって棄てたもんじゃない。似た様な生息地だ。絶対外れは無い蛭の大バーゲン、是非お越し下さい!
 又もや悪趣味ですなあ。私は何が悲しくてこんな事を書いてんだろう?人生に絶望でもしたのだろうか?
 と、読み返して見て、此れを書いた平成十八年と現在との、余りの変わりように驚く。尤も、十八年には既にそうなって居て、私が知らなかっただけなのかも知れない。いや、そんなこたあ有るまいて。聞いた事も見た事も無かった。
 休題にも書いた通り、今は大倉周辺や表尾根も蛭の生息地になっちまった。大倉の自然公園でも蛭の被害が出て居る有様、本谷くんだりまで出向く必要も無い。大倉周辺を歩けば済むのだ。酷く悲しい話だなあ……。
 (ダニと蛭のご案内 その五へ続く)

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