2014年4月9日水曜日

割とマイナー その一




 迷った話の章で、Zを中央アルプス南部でひどい目に会わせた話をした。其の中央アルプスなのだが、南部は勿論の事(当ったり前だ、ひどいんだから!)総体的に、北や南よりマイナーな扱いを受けて居る様な気がする。
 多分、3000峰が無いからだろう。違うかな?? いや、きっとそうだと思う。だとしたら其れは不当な差別で有る(あくまで推測なんだけどね)。
 南北アルプスと全く遜色無い、お花畑と這松と岩稜。日本の高山(独特の!)の資格は完全に満たして居るのだ。
 で、どうでも良い存在の私が、どうでも良い存在の愚ログで話題にしようと言う事で、中央アルプスに言わしゃあ、放っといてくれよ!かも知れない。
 でも、めげずに取り上げようっと♪
 中央アルプスとは俗称で、地図上は木曽山脈と呼ぶ事は皆さんご承知の通りだ。因みに北アルプスは飛騨山脈、南アルプスは赤石山脈なのだが、赤石山脈だけが地名でなく、山名なのが面白い。
 初めて中央に入ったのは、三昔前の一月一五日、連休で有った。中央線、飯田線と乗り換えて、駒ケ根で下車した。バス待ちの時間を駅前の喫茶店で過ごした。表に面したガラスには、南アルプスの山々が真っ白に雪を纏って、ずらーっと並んで居る。荘厳で有る。
 其れを見乍らコーヒーを飲んで居たのが、つい昨日の様に思われる。意外と緊張してるもんなんですよ、そう言う時って。見た目にゃあ悠然と煙草を吸って居てもです。
 其の頃は千畳敷に、ロープ駅に隣接してホテル(!)が有った。其処に泊まったのだが、ロープウエイを降りたら午後とは言え、余りの空の青さと宝剣岳の輝きに、行くぞ!と決めて、慌てて装備を着けてザックは置き捨ててアタックザックを背に、雪のカールを横断し、宝剣岳をピストンして来たのだ。
 (割とマイナー その二へ続く)

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