では、パーティ同士で競うのは有るだろうか。此れは有りそうだ。併し競技の様に、同一条件の元に勝負する、ってえのは多分無いだろう。どれだけ実績を積み重ねて行くか、を争うのだろう。
其れが下手すると、有名になる勝負になって仕舞えば最悪だ。有名な山岳会になる近道は、マスコミに載る事(昔の事ですよ!)。詰まり、遭難騒ぎが多い所が有名になった。
きっと誤解を呼んだだろう。幾ら昔だからと言って、遭難を競うなんてえのは無い、絶対無い! と明言します。
トレイルランニングは、山中の厳しい勝負の世界だ。だけど、トレイルランニングは登山では無い。全く別のジャンルで有ると、私は思う。フィールドが山で有る事だけが、唯一の共通点だ。
何を以って、別ジャンルと言い切るのかって? トレイルランニングはトライアスロンの山ヴァージョンと思えませんか?
三千峰とは言うまい。二千峰の冬にやって見れば良い。どんな事になるのか。詰まり、トレイルランニングは登山では無い。此れで分かって貰えたでしょうかね?分からなくても、結論は変わらないのです。
国体をきっかけとして、丹沢が整備されたとは前述。昔の国体は、オリエンテーリングや、荷物を背負ってのトレイルランと言った過酷な競技を行って居た様だ(時代だろうけど、アホじゃ!)。場所は競技場では無く大自然なのだから、何時どんな事故が起きても不思議では無い。
流石に現在では、フリークライミングの種類のみの競技になった。此れは一種の競技場内競技なので、自然相手では無く、従って事故の起きる可能性もぐっと減ったので、極めて妥当な判断だろう。
そう見て来ると、登山はスポーツに分類され乍らも、勝負が無いと言う変わり種と思って良さそうだ。
(ようござんすか、勝負! その三へ続く)
2 件のコメント:
そうですね。山は、勝ち負けのような俗世界を超越しています!!!登山は何も生み出さないのですから。そんな生産性のない、損にも得にもならない趣味に興じているのは、心の貴族だけなのではないでしょうか。
とはいえ、冬の剣岳初登坂に命を懸けたころの早慶戦は、壮絶でした!
そうでした。昔の大学山岳部は、初登攀を競って居ました。
今では、どんどん廃部になって居るようなのです。
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