ハイクへのお誘い その二十六

　初心者は駄目ですよ、との章が続いたので、初心者歓迎のお誘いを一つ。低山と言おうか里山と言おうか、桜とアジサイと紅葉が綺麗で、冬枯れ時期は絶好の日溜りハイクと温泉が売りの、弘法山です。

　地図上で二時間二十分、秦野駅から鶴巻温泉駅迄歩き、一番高いのは権現山で２４３，５ｍと言う、のどかで人気のコースなのです。

　秦野駅で降りたら、北口に出て信号を渡って水無川を越え、川沿いに右へ向かう。右前方にヨーカ堂が有る。ヨーカ堂を過ぎると県道７１号の信号で、正面は不二家だ。其処を左に行く。

　直ぐに確りした信号だが、此処で道の右側に渡って置いた方が良いだろう。次の歩行者信号に弘法山公園入口の看板が有る。駅から二十分程だ。

 

　此処を入って右に行くと直ぐ橋を渡り、左に行かされる。直ぐに右に階段が有るのが、登り口だ。道標も有るので、迷わないだろう。

　階段が続く。登りきると浅間山だ。

　緩く登って頂上を越すと林道になり、左手は駐車場で有る。

 

　林道の向かい側に道標が有り、入口を示して居る。写真の真ん中で有る（分かります？）。此処を一寸と登ると権現山の展望台だ。

　何故か展望台を見上げると、千と千尋を思い出す。妻の腰痛のリハビリで四度来たが、何時も展望台の上でコーヒーを沸かして飲んだ。今回は一人なので、コーヒーは無し。矢張りハイクで一人は、詰まらないものだ。此の日は富士山は雲の中、従って、見えた時の写真です。

　権現山は５パーティ程が休んで居て賑わって居た。入口の標識から三十分の登りで着く筈だ。五十代と思しき（おぼしき）夫婦が枯れ枝にカメラを向けて居る。二人ともキャノンの一眼レフに大きいレンズを着けて居る。羨ましい（涎）。何だ、と見ると小鳥だった。

 

私「何と言う鳥ですか」

夫「うそです」

　植物や鳥に疎いあたしは、うそと言う鳥は知らなかった。で、真似して写したが素人の悲しさ、様にならないのは仕方が無いだろう。

　皆さん、弘法山へご出発で有る。大山が影になって居るのが残念。（続）