2011年4月17日日曜日

クソ面倒な話 その三十


 どうにも歯が立たない本は、誰にも有る筈だ。え、あたしだけ?嘘だ、絶対嘘に決まってる!!
 最近では、リサ・ランドールの「ワープする宇宙」。彼女は美人の理論物理学者なのだ。美人はどうでも良いとして、書評を読んで、うっかり買ったは良いが、歯が立たない。
 数式は一切使わず、極力分かり易いたとえを引いて説明してくれては居るのだが、分からん。スワヒリ語を読んで居る様でさっぱり分からん。歯がボロボロになった。……情ん無かですたい。
 超ひも理論と密接な関係を持つ内容なので、先ず超ひも理論を確り押さえなければ、ずーっとチンプンカンプンな侭だろう。
 とは分かってんだけど、余りにも理解が出来なかった悔しさで、無謀にも続けて読み始めた処で有る。
 我乍らアホじゃ。数撃ちゃ当る世界とは違うのだ。きっと二度目に読み終えた時には、ろくに歯なんざ残って無いだろう。自業自得とは此の事。
 余剰次元がそこらじゅうに有って、巻き上げられて居る為認識出来ない、とか、ブレーンワールドに宇宙は閉じ込められて居る、とか、重力ブレーンとウイークブレーンが想定され、それぞれが有限の大きさを持つ五番目の次元の境界をなす、とか、時空の歪曲のしかたによっては、余剰次元が無限に伸びていながら、なおかつ目に見えない可能性もある、とか、もう充分かな。
 え、何処が歯が立たないかだって?何処もかしこもなんだよ(涙)。
 彼女の説はNHKでも取り上げたそうだが、分かる様に紹介出来たのだろうか。少なくとも、あたしが見て居たとしたら、絶対意味不明だっただろう。
 どんどん新しい考えが生まれて居る。数学を言語として。ついて行けないなあ(溜息)。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

リサ・ランドールは雑誌で少しだけ読みました。読んだ動機は美人だった事。平易な文に訳されていたが、全く分からなかった・・・
天は二物を与えたもうた。多分、彼女の理論が理解出来る人は、千人も居ないのかもしれないですね⁈

kenzaburou さんのコメント...

そうでしょう、分かんないでしょう!
良かった、あたしだけでなくて(涙)。

>彼女の理論が理解出来る人は、千人も居ないのかもしれないですね

その通りです。絶対千人もいません!

悪戯っ子(デラシネ) さんのコメント...

どうやら画期的な発見は女性が得意みたいです。リサ・ランドール、キュリー夫人等々です。数学とか屁理屈をこねて理論武装するのが男のやり方みたいなのです。
ダークマターを数十年前に予言したのもベラ・ルービン女史です(テレビの受け売り)
第六感なのかもしれません。

kenzaburou さんのコメント...

>第六感なのかもしれません。

本当に女性のカンは不思議なほど鋭いです。
最早形而上となった理路宇宙学や素粒子理論で、大いに女性が活躍するでしょう。