周り中で立て続けに光る。その度に天幕内が明るくなる。すぐ隣で光っているのだ。落雷しても、電流は天幕の表面を流れるから、大丈夫?それとも天幕をぶち破る?私の天幕は金属製ではないので、多分、ぶち破るが正解だろう。従ってとても怖かかったです。天幕の中央で小さくなっていました。
どんどん積もる霰がトレースを消して、明日の下山ルートが不明瞭になる事も不安で、悲しい夜を過ごしました。翌朝は新霰(?)が20㎝以上も積もっていて、朝日に煌いていた。新霰を踏みながら何とかルートを外さず、無事に下れました。
里道に入った時に擦れ違った土地の人が、「ご苦労様でした」と声を掛けてくれて、何だか凄く嬉しくなって、心がぽっぽと温かくなってニコニコしてしまったのは、良い思い出である。
最近は年のせいで、夜一度は用を足しに起きる。春なら天幕を出ると、雪は硬く凍っている。寝ぼけていると滑り落ちるので、気を付けよう。落ちたらとても不幸だ。大体登り返して来るのはウンザリだ(おいおい、無事でいるつもりなの?)。
見上げて見よう、上手くすれば満天の星です。寝るのが、勿体なくなる時もある。そう
いう時はついコーヒーを沸かしてしまうのだ。
それについては、冗談の一ノ倉岳の章に詳しく書きました。
夏なら天の川が一際(ひときわ)印象的で、白鳥座が川遊びをしており、両岸には彦星と織姫が鎮座まします。
秋の星空は寂しい。目立つ星座が無い。でも空気は澄み渡っているので、星は綺麗に瞬くのだ。
冬は残念ながら、余りの寒さに、空を見上げてもちらっとだけで、天候確認するだけ。本当は一番綺麗な星空なんだろうけど、だらしない私には、其れを楽しむ資格無しって事です。
空と雲のとどめは、秋の鰯雲が夕日に映える景色だろう。此れは幻想的に美しい。尤も山でなくても見る事はできるのだが、周りの山々との相性が抜群なのだ。それにピークだと視界を遮るものが無い為、空が全部見えるのだ。此れは大きい利点だ。
運が良ければ、塔ヶ岳から、富士山と夕映えの高い高い雲を見る事ができる。秋に塔ヶ岳に泊まった人の特権で有る。
山は駆け抜けるばかりが、能ではない。年相応の楽しみ方が有るものだと、しみじみ思います。平成十七年の秦野署管内の山の事故は十三件。厚木市、松田町、山北町、清川村、道志村は別にしてです。内死亡者五人、多くは登山中体調を崩し死亡、とある。
中高年の皆さん、どうぞゆっくりと、ご自分のペースで山を楽しんで下さい。ま、ぽっくり逝けて良いや、というさっぱりとした考え方も有るだろうけど、他人と家族に、多大な迷惑をかけますよ。
3 件のコメント:
滑落とかザイルが切れるとかハーケンが外れるような事故が多いと思っていました。
海での事故は主に落水ですが、確りした仲間がいれば助かるかもしれません。実際、レース中にスピネカのポールと共にポッチャンしたのを目撃。セオリー通りにシート(ロープ)類、余っているライフジャケットと救命ブイを投げました。が、沖縄レースの猛者がヘルムでフリーズし、直進し続けました。
一応助かったので事故報告せずに鳥羽レース、クラス3位。
このレースは出廷数では日本最大でセールメーカーやヤンマーさんヤマハさんなどのプロも出ますので、三位は奇跡ですね。落水によるタイムロスは精々30分位。因みに落水者の前歯は無くなってました。昨年も落水したとのことです。まぁジャイロの研究とかをしているので落水しても上がって来るのでしょう。
救命筏も考えましたが二重遭難かもと諦めましたね。偶然にも文字確認が「sippons」だらあ
by 悪戯っ子、世に憚る
連ちゃんの大好きな「根無し草」は連アップ
昔むかし明け方近く寒い鎌倉の巣同然の家で、ラス親、15連チャン位で、ピンズのチートイ・ピンフ即ちダブル役万でした。デラシネはバクチと羊飼くらいしか出来ないし、馬は乗るだけ、船には金掛けないしチャリンコは30年前のロードで満足してるし・・・碁・将棋も面倒になるしトランプは投げる道具としか思えないのです。
「の筈です」って???
浮草の方が何かいいんだけど。
中島みゆきは好きだけど詩に「だらしねー」は無いでしょう。
の筈では無く、そうなのでした。
勿論フランス語です。
だらしねー、って歌は知りませんでした。
コメントを投稿