2011年2月5日土曜日

休題 その五十九


 山本夏彦氏のエッセーに、「死ぬの大好き」と言う章が有って、直ぐにでも死んで良い様に書いて有った。
 実際は、癌が発見された時に大いに狼狽したそうで、全くそうだろうと、偉く共感を覚えて仕舞った。
 山本夏彦氏にしてさえそうなのだから、あたしなんざあ、何時死んでも良いなぞと思っては居るが、其の時になったらどんなに慌て騒ぐ事か、我乍ら見もので有る。
 昔、と言っても其れ程遠い話では無く、あたしが子供の頃は、六十を過ぎれば立派な老人で有った。五十代でも半老人の感が有った。さざえさんの波平君は、あたしより若く、五十代の筈だ。
 処で、週間視聴率が発表されると、余程の事が無い限り、さざえさんはベストテンに入って居る。たまにはトップになったりする。笑点、また然りで有る。
 他番組のプロデューサーは、さぞや嘆いて居るだろう。どんなに知恵を絞り、達者な人間を集めても、さざえさんには勝てないのだ。首を吊りたくならないだろうか?
 話が飛びました。
 六十過ぎても、今は老人とは思えない。現役で働いて居る人も山ほど居る。昔は五十五で定年、六十一寸とでお葬式が一般的だった。時代の変化と言うのが適切かどうかは分からないけど、変わったもんですなあ。
 昔だったら、あたしにはそろそろお迎えが来る訳で、それなりになって居るのだろう。実際は、まだまだガキ見たいなもんだ。ん、其れはあたしだけで、外の人はちゃんとしてんのか?いや大丈夫、少なくとも、
SKもあたしと似た様なもんだ。ほっと安心。
 尤も江戸時代ならもう死んで居る歳だ。縄文時代なら、とっくのとおだ。
 明日の事は分からない。さて、何時お迎えが来ても良いだけの気持ちを持てるかな?

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

今でもつい、いまどきの若いモンは、、、と人が言っていると、「なにを!!!」と くってかかってしまいます。ええッ 私のことじゃなかったの???
そんな私やKENZABUROUさんの世代で、死ぬ覚悟なんて、、、!まだ これからじゃ ありませんか!!! 登ってやらなくちゃならない山もたくさんあるし。

kenzaburou さんのコメント...

>今でもつい、いまどきの若いモンは、、、と人が言っていると、「なにを!!!」と くってかかってしまいます

はっはっはっは、Doglover Akiko さん らしいですなあ。根っからお若いのですね。

では其の真似をさせて頂きましょう!