2024年4月10日水曜日

山の報告です その三百

 


 写真は三国山方面です。さて、撤収に掛かる。小さなテントなので好い加減に丸めてザックに押し込む。その間にも登山者が降りて行く。皆さん速いですなあ。

 ザックを背負って下り始める。登り程の苦労はないが、力が入らないのは同じ。右に傾くと右手に持ったピッケルに体重が掛かり、ピッケルは雪深く刺さって沈みあたしは右に倒れる。斜面なので寄りかかるに近いかな。

 詰まり、バランスが悪くなってる上に踏ん張る力がないって事。Yもこんな感じで苦労してたんだなと実感できる。ヨロヨロバタンって奴ですな。

 正午過ぎなのに青年が登って来る。今からピストンとは凄い。彼が「渋いピッケルですね」と言う。「そうですねw」と笑ったが、今時には珍しい物になってしまった。皆さんは金属製のピッケルである。木のシャフトで叩き上げの金属部なんてお目に掛からないのだ。

 休み休み、一歩一歩頑張って下る。又もやYの気持ちが良く分かる。思う様に下れないんだもんねえ。それでも何とか林道に降り立てた、実に目出度い。アイゼンとスパッツを外してバス停へ歩く。

 後はバスに乗って湯沢に着くだけ。湯沢では恒例の駅蕎麦を食べる。田舎蕎麦がこれ又美味しいのだ。トッピングの山菜がたっぷり乗っている、嬉しいよ~。

 コンビニで朝飯を買い込んでビジネスホテルへチェックイン、割と駅近だ。温泉に入ってウイスキーをやって寝るが、眠れない。疲れ過ぎているのだろう。翌日は八時代の新幹線で無事帰宅です。

 何とも情けない山行であった。筋肉痛はなかったから(凄くゆっくりだったもんね)筋力の衰え以外の原因だろう。喘息の薬が弱くなったので、その所為かも知れない。或いは何か病が発生してるかも。次の谷川岳でもそうなら、検査が必要ですね。

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