2023年12月21日木曜日

閑話番外 その百五十


  随分前にニセ靴が壊れたと書いた。ニセ靴とは、見た目はトレッキングシューズなのだがその機能は持たない安物を、そうあたしは呼んでいる。

 そんなニセ靴が何で必要かと言うと、冬の塔、雪やぬかるんでいると予想される低山で使用する、流石に雪に地下足袋はチトキツい。塔の冬は必ず頂上近くなると残雪や氷が現れて、軽アイゼンが必要になる状況が多い。え、お前は塔に登れるのかって? 登れます!

 今は四本爪軽アイゼンなんて博物館物で、チェーンアイゼンが主流だ。次女が去年プレゼントしてくれたが、あたしの靴には(皮もゴアも)装着できない。アイゼンはLサイズなのに靴が大き過ぎるのだ。バカの大足でもあるのだが、大きい靴をガバガバと履くのが好き、と言う変わったあたしの趣味の所為だ。

 ネットでニセ靴を見つけた。上の写真がそれで、如何にもニセ靴らしいでしょうがw 三千六百八十八円、あたしにはピッタリの値段じゃあ! 流石に書いてて情けなくなるが、そんなんには負けないぞお。。。。

 送って来ました。早速チェーンを着け様とするが、靴が大きくて着かない。37.5㎝なのに何でだよお。あと、爪先と踵の切れ込みがないので、軽アイゼンも着かないかもしれない。でも、チェーンが着かないのはおかしい。今度次女に見て貰おう。何かドジってるかも知れないから。ドジる事には最近絶対の自信を持ったですよ! 情けない。。。。

 地下足袋だと寒い最中は辛い事がある。バスの中で足が冷えて痛いって良くある。ニセ靴はそれがない。だから重宝していたが、安物の定めで長持ちしない。六年程もなしで過ごしていた。うん、あとテント生活で表に出るのはニセ靴が使い良い。地下足袋だと履くのが面倒なのだ。

 妻には「又安物買いして」と非難されたが、それなりに使ってお見せしましょう。

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