2023年12月18日月曜日

閑話 その四百三十三

 


 昨日、一昨日でYと忘年山行へ行って来た。何時もと同じ堀山の秘密の場所での幕営である。二日間共に快晴、忘年山行には持って来いの日であった。上の面白くもない写真は堀山からの三ノ塔。

 十四時半に現地集合、あたしが着いた時にはYは一服点けていた。十分差だったとの事、問題なく登って来れたのは目出度い。

 あたしが登ってる時、三歳になったかどうかの子供が母親に手を引かれて降りて来た。何処迄行って来たのだろうか、まさか塔ではあるまい。「こんにちは」とはっきり挨拶する。何と偉い幼児だ。

 テントを立てると我々の世界、飲み放題で煙草も吸い放題。温泉旅館よりよっぽど居心地が良い。どこでも喫煙所へ行かされるんだもんねえ、テントの方が良いわい。

 例の通り十七時には一眠り、と、雨が降って来た。予報に雨はなかったが、山だから良くある話だ。

 二十時近くに起き出して夜中(?)の宴会、たっぷり飲んでいるうちに雨は上がって来た。さて寝ようととしてシェラフを引っ張ったらビリッと避けた。四十年使用している”天山(てんしゃん)も限界か。羽毛は丸まって綿と化している。

 用意の良いYの持って来たガムテープで、取り敢えずの手当をする。四十年使用してるとこうなるんですなあ。布だって羽毛だって劣化する。保温力が落ちるのも無理はない。でも、重さだけは確りとあるのだ。

 翌朝の下りは今迄にない程人と擦れ違う。切れ目がない。今年最後の快晴の日曜日、あ、未だ土日はあるんだけど年末になっちゃうんでね。年末の山はガラガラに空くのだ。皆さん狙うのは新年初日の出って事です。

 Yは今回は調子良いと見えたが、見晴らし茶屋あたりからぐっとペースが落ちた。下りが思うに任せない。いかんですなあ。そのうち堀山にも登れなくなるかと、心配です。

0 件のコメント: