2023年11月14日火曜日

休題 その四百九十九


  以前に飯山陽(いいやまあかり)氏を取り上げた気がするのだが、忘れてもうたわ。彼女は異端のイスラム学者である。何故異端かと言うと、その学会の意見と違って本当の事を言うから、と本人が言っている。その通りだと思う。日本の文系学会は村社会になって異論を許さない。依って皆同じ事を言う。

 彼女がユーチューブで「何故パレスチナに大騒ぎをしウイグルには冷たいのか」と題した番組をアップしていた。成程、と唸らされた。これは日本や欧米のマスコミ及びリベラル派に関する話である。他のイスラム国家が何故ウイグルに冷たい、かは別の話。

 共産主義は資本家の奴隷としての労働者と言う図式を掲げ、それは崩れ去った。その代わりにポストモダン的社会正義を生み出したと彼女は分析する。社会(世界)を支配しているのは強者、アメリカと欧州の白人、日本の日本人(在日は除く)、そしてイスラエル。支配されているのは弱者、アメリカの黒人、欧州の非白人、日本の在日、パレスチナの人々、性的少数者。その弱者を支援する国がシナ、ロシア、北朝鮮、イランと言う構図である。

 欧米日本の目覚めた人々はどうしたら良いのか、それは弱者に寄り添って強者を弾劾すれば宜しい。成程、日本でも無闇と「弱者に寄り添う」との台詞を聞く訳だ。リベラルの諸君には懴悔を通す魔法の言葉ですかw

 従って強者イスラエルのガザ地区攻撃には過剰に反応するが、三百万人が現に収容所に入れられ、拷問され、レイプされ、強制労働させられ、殺されて臓器は抜かれていても、味方のシナのやってる事だからスルーしよう、って訳です。ザガ地区では百万人が天井のない牢獄に収容されて、攻撃迄受けていると強調する。それは正しいが、ウイグルの方がもっと酷いのにスルーだ。イランは性的少数者を虐待してるが、同じ理由でスルーだ。

 共産主義が形を変えてはびこっているに過ぎない。弱者に寄り添うのではなく利用してるだけだろうと思えます。

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