2023年8月15日火曜日

閑話 その四百十六


  Yと堀山でチンタラしていた前日に、次女はブナ立尾根を登って野口五郎小屋に泊まっていた。我々とはド偉い違いである。入山日は曇りだったが後は快晴と言う羨まし過ぎる展開である。

 快晴の裏銀座を三俣蓮華へ歩き、通常なら槍に向かうのだが方向を変えて、黒部五郎小屋へ向かった。ダイヤモンドコースに切り替えたのだ。ラベル”色付くダイヤモンド”でダイヤモンドコースをやった時の話を書いたが、あたしが黒部五郎小屋へ歩いた時は秋の雨で、快晴とは真逆の騒ぎでしたなあ。興味のある方は(いないだろうけど)御覧になって下さい。

 相当距離がある、白馬から五龍位の距離だ。若さで歩き切った様だ。快晴の下なら文句なしだろう。再び羨ましい。

 裏銀座は混むだろうが、ダイヤモンドは割とマイナーであり、黒部五郎小屋は秋には早々に閉まってしまう塩梅だ。従って小屋も混まずに快適だったであろう。

 翌日は黒部五郎に登って360°の展望を満喫したのだろう。だろう、が多用されるが本人から話は聞いてないからだ。無事に下山したとメールがあって、写真が添えられていただけだ。その写真が上の奴です。

 黒部五郎からは太郎平小屋へ、これも気持ちの良い稜線だ。段々と薬師岳が近付いて来る。二日目よりは短いコースだ。

 太郎平小屋は薬師に登る人も来るので、黒部五郎よりは混むだろうが、表裏銀座や穂高や後立の小屋から見れば天国だ。

 最終日は折立と言う所へ下るだけ。とは言ってもその後が大変だ、旅行である。折立で待つとバスが来る。確か、二時間半以上乗って私鉄の駅で降ろされる。本当に何もない駅で暫く待って、私鉄で富山に出る。そして東京に帰るのだ。新幹線があるので楽になった。

 いやいや、良い山に行って羨ましいですよ。

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