2023年3月15日水曜日

閑話 その四百一


  前のラベル”古い山仲間”で、古い山仲間がどんど減って行く(山へ登れなくなるの意)と書いたが、考えて見れば全滅であった。

 Sはそんな訳で弘法山もダメだと分かった。あの頑強だった男も脳梗塞と心臓病を抱えては、元気にいるだけで良しとすべきだろう。

 Kは弘法山には登れたが、あれ以上のアップダウンは多分ダメだろう。って事は里山以外には行けないのだ。残念乍らハイカーでもない。それでも女性達に声を掛けて、又どこかの里山へ連れて行けと言って来るだろうなあ。喜んで案内させて貰いますよw

 Nが先鋭的山岳会で活躍していたのは、十年以上も前になる。随分前からその山岳会自体が高齢化し、温泉旅行が喜ばれる様になったと聞いていた。そんなだからNも三味線を習い、今ではお弟子さん迄いる。元々クラシックギターをやっていたから三味線も手に入れ易かったのだろう。従って山とは無縁になってから長い。

 零細山岳会の主要メンバーは皆ダメですなあ。じゃあ山岳会には参加しなかった高校のメンバーはどうだろう。

 体は小さいが山好きだったKmは、投資会社の会長に収まってでっぷりと太ってしまった。小さくてでっぷりじゃ山どころではない。ゴルフが仕事と言っていたが、ゴルフも大変だろうよ。あの機敏な青年はどこへ行ってしまったんだw

 Ymは高校を卒業してから全く山と縁がなかったと言う。彼は見た目が変わらないトップだろう。五十年近く会う事もなかったのに一目で分かった。女性の多くはそうだったが、男性では珍しい。ユニークな顔立ちではあるんだけどねw

 うーん、誰も山に行けなくなった様だ。古い山仲間全滅です。残った山仲間は新しい山仲間のYだけ。是非大切にするとしましょう。

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