2022年12月27日火曜日

閑話 その三百九十一 

 


 

 今年の一月二十二日にと高取山へ登った。その後は家庭の事情で山には来れなくなった。あたしは喘息の為高取山へ行かなくなった。十一ヶ月振りに二十三日、と高取山に行ったのだ。あたしは未だ良い、弘法山でも行ってはいるから。は堀山から下るのがやっとと言う有様だったので、バネの衰えがひどく進んだ。少しでも歩かせようと高取山へ引っ張り出した訳なのだ。

 バスには三人の女性パーティがいた。高取山である。バス停で声を掛けられて同じ目的地と分かった次第。尤もそのバスで行ける山は他にはないんだけどね。

 三叉路で降りて我々が先に歩き出したが「絶対に抜かれるよ」とが保証する。まあ、そうなるでしょう。偉く寒い日だった。稜線に上がると刺す様な風だ。頂上で一服つけてるうちにすっかり冷え込む。

 下り始めは良かった。段々の下るペースが落ちて来る。このコースはアップダウンを繰り返すので未だ増しだ。下りっぱなしだったら堀山の時の様に、倍の時間が掛かる事になる。悪くすると歩けなくなる。

 途中で八十代の単独男性二人と擦れ違う。八十過ぎて山登りとは立派だ。あたしも是非そうありたいですよ。そしてもだ。しょっちゅう山へ連れ出すしかないだろう。

 下りがブレーキになって、普段は十二時のチャイム(伊勢原市と秦野市の両方。市境稜線だもんで)を吾妻山を越えて聞くのだが、今回は吾妻山の大分手前だ。十五分以上時間を喰っている訳だ。

 本人も下りが思うに任せぬ事を嘆いている。筋力の衰えだと。そうなのだ、下りはバネが必要だ。若者はぴょんぴょんと下るが、中年以降はそんな真似はできない。バネの差です。バネすなわち筋力なんですなあ。

 無事に里湯に着いて風呂上がりのチューハイ、これがあるからも苦しいのは分ってても来るんでしょうねw

0 件のコメント: