2022年12月12日月曜日

クソ面倒な話 その九十四

 

 

 敵地攻撃能力を容認し防衛費を二倍にする事になった。遅すぎるが、始めただけ増しだろう。その財源の三分の一を増税で賄うのは間違いではないか。法人税を当てるそうだが、それで企業が賃上げに踏み切る筈はない。経済が活性化すれば税収も増える。不活発になれば税収は減る。又増税するしかなくなるのではないか。素人でも分かるのだが。

 敵地攻撃能力を専守防衛に反すると言い募る一部野党とマスコミがある。万一どこかが攻めて来た時領土領海内だけで戦うのは”本土決戦主義”であって、日本国民の膨大な犠牲を前提とした作戦だ。そんな恐ろしい思想が大手を振ってまかり通る日本は異常だ。

 戦争はしてはならない。これは正論である。だが戦争を仕掛けて来る国があるやも知れない。台湾が侵略され戦争になれば、戦火は日本にも及ぶ。日本は関係ないのでお好きにどうぞ、と言うつもりだったら大間違いだ。米軍の介入があれば日本はその基地となる。それを断るなら日米安保は破棄せざるを得ない。日米安保のない日本は、核の恫喝だけで膝を屈する事だろう。もし米軍が台湾侵攻に介入しなければ、次のターゲットは沖縄、そして日本本土であろう。何せ米軍が介入しないのだから侵攻国には安心この上ない話だ。

 日本に攻めて来る国は痛い目を見るぞ、と思わせる事が戦争を避ける方法なのだ。基地は勿論、どこにでも攻撃を掛け得る能力がそれだ。それがなければ狭い日本に侵攻して、自国の基地は安全に戦える。何と楽な戦いだろうか。敵地攻撃能力に反対する諸君は、その状態を望んでいるのかな。

 リアルに考えるべきだ。日本を平和憲法が守ってくれるなぞ、思考停止した人間しか信じられない話だ。専守防衛と言う言葉とお別れすべきではないのか。シナもロシアも北朝鮮も、面倒な事に核保有国である。日本も核保有しなければ反撃能力にもならないかと。現実は厳しいですなあ。

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