2022年10月15日土曜日

閑話 その三百八十六

 

 

 伊勢原警察が今年の十月四日迄の大山での遭難状況を発表した。とざーん電車ができたのでえ 誰でもー 登れるー♪ 的な感覚で頂上を目指す人が多いので、遭難も起きる。死者がなかったのは何よりだ。大山で遭難死だって? 極めて尤もな疑問だが、過去には死者も出ているのです。

 一月二日から事故が起きている。伊勢原警察には盆も正月もないですなあ。どこの警察もそれは同じか。そして十月四日迄に二十一件の事故と二十五人の遭難者が出た。

 二十代は二件三人が道迷い(変な言葉)を起こしている。救助を求める程大山で迷うって何?とは思うが仕方ない、現に迷っちゃったんだから。そして二十八歳の女性が転倒で軽傷を負っている。

 三十代は三件四人が道迷い。訳分からんがそうなんでしょう。

 四十代は男坂で滑落の一件のみ。あの急な階段で滑落しては、重傷で済んだのはラッキーだったと言うべきだろう。

 五十代は三件三人が転倒軽傷、まあ、御無事(?)で何よりの範疇だ。一件一人が山頂で疲労とあるので動けなくなったのだろう。これが1月二日の件だ。

 六十代は一件二人が道迷い、一件一人が転倒軽傷であった。

 七十代は二件二人が疲労、動けなくなった。一件一人が登山道で滑落重傷である。

 大山ならではの八十代、他の山域では極めて珍しい年齢だろう。二件二人が疲労、そして一件一人が転倒軽傷。お爺ちゃんお婆ちゃん、無理しちゃダメだって。

 驚くなかれ九十台、二件二人が疲労とある。簡単に登れそうに思うのでしょうなあ。

 年齢は高齢者に集中せずに平均的であった。登山と言う意識が希薄な事を窺わせる。ロープウエイを使えば距離は短くなるが、一丁前の登山だ。伊勢原市もその啓蒙は必要だと思うのです。

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