2022年5月7日土曜日

休題 その四百二十二

 

 ロシアウクライナ戦争(ロシアは認めてないが事実上の戦争)は長期戦の様相を現わして来た。ロシアが軍事大国であろうと、ウクライナの補給が続き国民の戦意が高ければ、ロシアが敗北する可能性が高まるのはベトナム戦争の結果でも明らかだろう。

 一部のユーチューバーはウクライナの発表を鵜呑みにできないと言うが、それは正しい。当事国は自国に有利に発表するものだからだ。唯、ウクライナは取材規制をしない。ロシアで自由な取材はできない。これだけでもウクライナ側の報道の方が、より真実に近いと判断できるのではないだろうか。

 戦いの渦中にあるウクライナ国民は、日々地獄の苦しみだろう。それでも国を守る気持ちは衰えていないかに見える。安全な日本から、命を守る為に降参しろなぞとバカを言い続ける輩は、恥ずかしくないなか。恥ずかしくなんてないんでしょうなあ。国を守ると言う気概を全く持たない奴だろうから。

 手詰まりになるとロシアは恐ろしい。核使用を以前から仄めかしているからだ。ロシアの存在しない世界に興味はない、とプーチンは豪語していた。ロシアが滅びんなら世界も道連れにしたるで、おんどりゃ分かってんやろな、って事だ。

 プーチンは核の垣根を低くしてくれた。小さな戦術核だって一度使われたら、唖然として唯見ている訳には行かない。しかるべき報復が行われなければ、核を使った恫喝に逆らえる国は存在しなくなる。

 ロシアの同盟国ベラルーシに核報復をすると言っているらしいが、そりゃあんまりでしょうが。ベラルーシに罪を擦り付けるんじゃない。堂々とロシアに報復すると言えないのか。言えっこないですなあ、核戦争になっちまう。滅びるのはロシアだけではない。

 日本では非核三原則が云々とやっているが、議員達(つまり選んだ国民)がリアルな核の脅威を感じてないのが恐怖です。

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