2022年5月22日日曜日

閑話 その三百七十九


  さて、又弘法山です。本当は高取に行きたかったのだが、蛭が大量に発生する時期なのでつい。塔を目指すべきなのだけど、アレルギー性喘息の恐ろしさが足を止めるだよお。呼吸困難かベタ疲れが見えるでよ。何せ日常生活でも息苦しい時があるんだから(涙)。

 暫くは登山者じゃない。里山ハイカーですな。暫くったって、どれだけ暫くなのかは分からなくて、死ぬ迄暫くなのかも……。

 嘆いていても仕方ないので出掛けた。前回と違って曇り勝ちの日。例に依って小汚い格好にアタックザック、登山口迄に数人のハイカーを抜く。里山では元気ですなあ。

 権現山を越え弘法山の下りで男性に追い付いた。後ろにピタリと付いた、って事は煽り運転? まあそうなんです。普通は気付いて道を譲るが、彼は一寸と歩度を上げてその儘行く。足さばきも確りしている。詰まり、あたしの歩調を聞いて自分の方が速いと判断した訳だ。そしてそれは正解だった。

 六十才位の肩幅の広いガッチリした体形でどんどん行く。あたしと同歩調だが彼の方が余裕があるって事で、こっちは引っ張られて付いて行く事になった。

 善波峠との分岐で三人パーティの一人が聞いて来た。「何とかの里湯はどっちです?」。前を行く彼は答えられない。あたしが「こっちです」。前を行く彼には初めてのルートか。

 その儘吾妻山、あたしは吾妻神社の碑に挨拶して大分離された後を追う。続く下りで追いついて前後して里湯に入る。ふーん、里湯には何度か来てるんだ。裸になったら良い筋肉の中年だ。あ、男の裸には興味ないですよ、成り行きで見ただけですよ。

 途中から付いて行くのが一寸と苦になったけど、負ける訳には行かない。バカじゃないかとお思いでしょうが、バカです。それがあたしの生きる道さ♪ そのお陰で一時間三十五分で歩けた。呼吸困難にならずに良かったw

0 件のコメント: