2022年3月9日水曜日

休題 その四百十六


  ウクライナへの侵略が続いている。戦況についてあたしが様など素人が触れるのは無意味だ。ウクライナの人々とゼレンスキー大統領と閣僚達の無事を祈るばかりです。

 橋下徹氏の発言が気になったので取り上げる。大意は、ロシアには勝てないのだから国外に避難すべきだ、と言うもの。プーチンもやがて死ぬから、その時に戻って国を再建すれば良い、”命が何より大事だ”ですと。

 飛んでもない勘違いだ。ウクライナ国民は命を懸けて侵略者から国土を守っているのだ。命より主権と自由を大切に思っている。あたしだって我が家に暴漢が侵入すれば、敵うかどうかは考えず命懸けで戦う。橋下氏だってそうなのでは? 自分の命より大切なものは明確に存在する。

 簡単に避難しろと言うが、四千三百万人以上の国民がどうやって戦火の中を避難できるのだろう。どうやって生活するのだろう。橋下氏は豊かだからさっさと逃げれると思ってる様だが、一般国民は難民キャンプ行だ。従ってほとんどの国民はロシア軍の制圧下に置かれる。傀儡政権の元、主権を失ってロシア人の靴を舐めて生きて行くのだ。

 プーチンが死んでロシアが平和な国になると保障できるのか? 祖国に戻ったウクライナの人々は自分の家に戻れるのか? ロシア人が済みついていて、追い出す為の戦争を始める事になるんじゃないのかな。

 橋下氏の様な発言は何人もの発言者がしている。それを言い換えれば、強い相手には逆らわずに降参しろ、と言う事だ。根拠は”命は何より大事だ”から。それを奴隷根性と呼ぶ。そんな国は誰からも助けて貰えない。

 勘ぐれば、シナが攻めて来たって逆らっちゃ駄目、”命は何より大事だ”から手を挙げようと言いたいのかな。それじゃあ日米安保が発動する筈なかろう。橋下氏はシナに、攻め時ですとメッセージを発してるのだろうか。あたしにはそうとしか思えない。

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